どんどん溜まる保冷剤の【夏にうれしい意外な活用法】食品を冷やすだけじゃもったいない!

こんにちは。家事コツ研究員のYOKOです。生鮮食品やケーキなどの生菓子を購入した時についてくる保冷剤。いつの間にか冷凍庫に溜まっていませんか?夏場はお弁当などを冷やすのにとても便利ですが、実は食品を冷やすこと以外にもいろんな活用術があるんです!

保冷剤の中には何が入っているの?

実は保冷剤の中身は約99%が水分。そこに少量の高吸収性ポリマーが加わってジェル状になっています。

凍ったまま肌の収れんなど美容目的に活用!

凍らせた保冷剤をガーゼなどで包み、お肌にあてると肌を引き締める収れん効果が期待できます。

おススメは化粧水などのスキンケアが終わった後。ベースメークをする前に顔の火照る部分に数秒ずつあてていきます。毛穴が引き締まって次のベースメークのノリが確実にアップしますよ!

寝苦しい夜のネッククーラーとして活用!

暑くて寝苦しい日や発熱して頭部あたりを冷やしたい時などに簡易ネッククーラーとして活用しましょう。

タオルに養生テープなどで貼り付けます。

中央の首にかかる部分だけ少しスペースあけます。

包んでクールネック完成です!首に巻いて寝ればとても涼しくてスッと寝入ることができますよ。

キッチンのシンクや洗面所、鏡などの掃除に活用!

保冷剤の中のジェルは、水回りの蛇口や鏡などの掃除にもお役立ちです。保水性に優れ、細かな凹凸のあるジェルは、細かい傷に入り込み、水垢汚れをキレイにする効果が期待できます。

保冷剤のジェルを布巾やスポンジにつけて磨くだけで、汚れが落ちてピカピカツルツルの仕上がりです。

ただし掃除に使う際には注意点も!それは、掃除をしたあと、保冷剤を水で流さないこと。

高吸水性ポリマーが水分を吸収し膨張することで、排水溝を詰まらせてしまう恐れがあるからです。掃除をしたら流さず、必ず布などで拭き取るようにご注意ください。

植木、生花など植物の保水として活用!

保冷剤を常温に戻し、袋をカットして中身を取り出します。そして植木の土の上に敷き詰めると保水剤の代わりにすることが可能です。

植木の土が乾いた時に保冷剤に含まれた水分が土の中に浸透し、数日なら水やりをしなくても良いため、3日間ほどの旅行であれば、この手間一つで安心。

また最近の夏は本当に暑きて1日でしおれてしまう時もあるので、朝、植木の土の上に置いておいてもよいかもしれません。

また、切り花の保水にもおすすめ。切り花は基本毎日お水の交換をすると思いますが、生ける花瓶に保冷剤のジェルを入れて、花の茎にジェルをしっかり絡めたら、数日間そのまま放置で大丈夫です。お水が濁ることもありません。

ただし、いろいろな保冷剤があり、主成分は水ですが、モノによっては防腐剤など添加物が入っていることも。その場合は、水やりには避けたほうが無難です。

【注意】中身を出して使う場合は、お子さんやペットが誤飲しないよう注意を。

また、余った中身を捨てる場合、キッチンの排水口やトイレに流してしまうと高吸水性ポリマーが水分を吸って膨張し、詰まってしまう危険性があるので、流さないようにしましょう。

保冷剤は凍らせた状態でも常温に戻しても色んな活用方法がありますね。ぜひ、試してみてくださいね!

撮影・文/YOKO

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