測位衛星からの位置情報を提供するminsora(ミンソラ、大分市)は18日、事業所新設に向け、天草市と立地協定を結んだ。
同社は宇宙を題材にしたビジネスモデルの構築支援などを手がけ、熊本県内初進出。7月に事業を始め、2人の新規採用を見込む。
野生のイルカが生息し、生物多様性にあふれる天草の海を衛星などで調査し、海温や海流、栄養分などをデータ化。学識者や観光団体などに提供し、国際的な海の学術拠点化を目指すという。
髙山久信代表は「天草の海は世界的にもまれな場所。継続的に人を呼び込めるような新事業の展開や、雇用創出などで地域を盛り上げたい」と述べた。(鬼束実里)