1286人が教員採用1次試験を受験 熊本県教委と熊本市教委 実質倍率、12年度以降で最低

 熊本県教育委員会と熊本市教委は16日、2025年度教員採用の1次試験をそれぞれ実施し、計1286人が受験した。実質倍率は、県教委と市教委が別々に採用を始めた12年度以降でいずれも最低だった。

 県教委は、中学校を第1志願、小学校を第2志願とするなどの併願を認めている。第1志願者のみの受験者は、前年度比2人減の350人の採用予定者数に対して33人減の812人。実質倍率は前年度の2・4倍から2・3倍に下がった。欠席率は6・6%だった。

 熊本市教委は、前年度比4人減の314人の採用予定数に対し、85人減の474人が受験した。実質倍率は前年度の1・8倍から1・5倍に下がった。欠席率は3・9%だった。

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