新スタジアム「J1仕様に」 いわきFCホーム、地元同友会が提言

記者会見に出席した小沼代表幹事

 サッカーJ2いわきFCのホームスタジアム整備を巡り、いわき経済同友会は19日、いわき市で記者会見を開き、「J1仕様の新スタジアム建設を推進すべきだ」とする市民に向けた提言を発表した。スタジアム建設についての議論の活性化が目的という。建設は基本的にクラブが「民設民営」で行うべきだとしたが、行政による一定の財政支援の必要性なども指摘している。

 提言ではスタジアムを「単なる競技場にとどまらない、社会課題を解決する空間」と位置付け、郷土愛を育てることが若者の人口流出を食い止めることにつながると評価。また県全域や茨城県北部までサポーターを広げることで、スタジアムが「広域連携のハブ」として地域の経済発展に寄与することも必要などとした。

 提言書は同会のホームページで公開する予定。記者会見に出席した小沼郁亙(ふみのぶ)代表幹事は「提言が議論のきっかけになれば良い」と語った。

 同日は、内田広之市長にも提言を報告した。

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