ピンマイク装着でプレー(!?)の大会実行委員長・石川遼 全米でテストした新ウェッジも投入へ「僕のスタイルに合ってるかな」

石川遼が新ウェッジ投入か(撮影:福田文平)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 事前情報◇19日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

先週は海外メジャー「全米オープン」に出場していた石川遼。17日(月)に帰国し、開幕前日の19日は午後になって会場に現れた。「(体調は)大丈夫です。時差ボケもないです」と万全状態だとアピールする。

今大会は、ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)が主催する大会。今年は、選手会副会長の石川が実行委員長に就任した。大会を盛り上げる施策として、初日の後半9ホールを、大会を中継するABEMAのピンマイクをつけて、プレーすることを決めた。「プロになって初めてです。誰かにお願いされた訳でもないですし、僕自身がマイクをつけてプレーすることは問題ないです。実行委員長としてなにか大会をもうひと盛り上げできないかと思っています」。これはツアー初の試みで、プレー中の生の声を視聴者に届ける。

「林の中に曲げてしまえばキャディとの会話も聞こえるわけで。1つのコンテンツとして見たいな、と思ってくれる人が 1人でも増えてくれればいいですし。他の選手にお願いするぐらいなら僕がやらないと、という気持ちで」。実行委員長、自らPR役に徹する。

そして、先週の全米オープンの練習場で試打をしていたキャロウェイの『OPUS』と刻印されている新ウェッジを実践投入することを決めたようだ。「58度しか今はないんですけど、フェースとボールがくっついている時間が長いというか、高重心で作られているみたいなので、非常に乗り感がいい。高い球で攻めたい選手はもしかしたら合わないかもしれないですけど、僕は転がしも58度で転がすので低い球打ちたい時は結構多いので、割と僕のスタイルには合ってるかなという感じ。とりあえずは使ってみようかな」と新たな武器とともに戦う。

「このコースはパー5がすごい面白くて、他のコースにない色々試しがいのあるコースだと思う。相性はいいので、まずはマイクをつけるので声が枯れないようにします(笑)」と報道陣の笑いを誘った。(文・神吉孝昌)

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