駅前にビジネス拠点 垂井町、12月開館

「コネクトベース垂井」のロゴマークを発表する早野町長

 【西濃】岐阜県垂井町は19日、旧保育園を改修したビジネス拠点「コネクトベース垂井」を開館すると発表した。開館日は12月1日。コワーキングスペース、サテライトオフィスなどを設け、町内外から起業家、企業の誘致を図る。

 コネクトベース垂井は、JR垂井駅北口から徒歩5分に位置する。建物は鉄骨造り2階建て、延べ床面積は約1050平方メートル。改修費は約1億9千万円。

 24時間利用できるサテライトオフィス4室をはじめ、試作品開発ができるクラフトスペース、簡易キッチンやキッズスペースのあるコミュニティースペースなどを備える。サテライトオフィスの入居者は9月から募集する。1階には垂井町商工会が入居する予定。

 垂井町は2022年に民間企業と連携して、事業創造プログラムを実施。参加者から起業家を輩出しており、現在は、経営に関する相談窓口を通じて創業支援に注力する。

 同日開いた記者会見で、早野博文垂井町長はコネクトベース垂井の詳細やロゴマークを発表した。ロゴマークは漢字の「人」をイメージし、職種、世代を超えて人々が集い、つながるという思いを込めた。

 早野町長は「コネクトベース垂井を通じて、将来、垂井町で事業展開する企業を輩出、誘致したい」と話した。

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