ホンダ「N-VAN e:」とEV専用カーナビアプリ「EVカーナビ by NAVITIME」が機能連携

by 編集部:北村友里恵

2024年6月13日 発表

NAVITIMEの「EVカーナビ」と本田技研工業の「N-VAN e:」と連携

車両のバッテリ残量を取得して充電場所を考慮したルート検索などが可能に

ナビタイムジャパンは6月13日、EV(電気自動車)専用カーナビアプリ「EVカーナビ by NAVITIME」が、2024年秋に発売予定となる本田技研工業の新型軽商用EV「N-VAN e:」と機能連携すると発表した。連携開始時期は、2024年冬を予定している。

EVカーナビ by NAVITIMEは、車種ごとに航続距離予測を算出し、バッテリ残量の少なくなる地点付近のEV充電スタンドを自動で経由地に追加するEVならではのルート検索や、さまざまな条件で絞り込みのできる「EV充電スタンド検索」など、カーナビの基本機能に加えて、一般的にガソリン車と比べて航続距離が短く、充電時間を要するEVの走行をサポートする機能を搭載した専用カーナビアプリ。

連携では、EVカーナビ by NAVITIMEのアプリ内で「Honda Total Care」アカウントでログインすると、車両のバッテリ残量を直接クルマから取得できるようになるという。これにより精度の高い航続可能距離予測が可能となり、アプリ内で事前に車種登録をしたり、都度バッテリ残量を手入力したりすることなく、より手軽でシームレスに、正確なバッテリ残量に基づいたEV専用カーナビの機能を利用できるようになる。

また、実装予定となる経路上の最適な充電場所を考慮したルート検索や、走行可能範囲の地図表示機能、バッテリ残量低下アラート機能などを活用することで、EVならではの長距離運転への不安を解消する案内やナビゲーションを実現するとした。

さらに、EVカーナビ by NAVITIMEで検索した経路上の充電場所を考慮したルートの目的地・経由地をホンダ純正車載カーナビゲーションへ送信する機能も予定されている。

EVカーナビ by NAVITIMEと車両の連携による最適なタイミングでの充電場所と充電時間を考慮したルート探索技術で、EVドライバーの航続距離や充電時間に関する不安やストレスを軽減するだけでなく、CO2排出量削減にも貢献できればとしている。

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