江口のりこ、ドロドロバトルの劇中セリフにあ然「お姉ちゃんが不細工なのは、根性が不細工だから」

上映会に登壇した江口のりこ【写真:ENCOUNT編集部】

映画『お母さんが一緒』完成披露上映会に出席

俳優の江口のりこが19日、都内で行われた映画『お母さんが一緒』(7月12日公開)完成披露上映会に内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)、橋口亮輔監督と共に登壇した。

本作は、演劇ユニット「ブス会」が2015年に上演した同名舞台を、『ぐるりのこと。』や『恋人たち』の橋口監督がドラマ化した作品を、自身が再編集して映画化。美人姉妹と言われる妹たちにコンプレックスを抱いていた三姉妹の長女・弥生(江口)、優等生の長女と比べられ恨みを持つ次女・愛美(内田)、姉たちを冷ややかな目で見つめる三女・清美(古川)の三姉妹が、親孝行のつもりで母親と出掛けた温泉旅行で大変な騒動を起こす。

劇中、三姉妹が壮絶なバトルを繰り広げる。江口は「一室にこもって何日もバトルシーンを撮っていたので、とても大変でした」と語るが、撮影以外ではずっとしゃべっているほど仲良くなったというと「周りになにもないところでの撮影で、この人間しかいない場所。どうしたって仲良くなりますよね」と江口節をさく裂させる。

それでも内田が「オフの日、琴音ちゃんと私は近くの温泉に行ったのですが、江口さんは『自宅に戻る』と帰ってしまったんです。戻ってきたら『楽しかった?』と聞いてくれるなど優しいのですが……」と江口のマイペースぶりを表すエピソードを披露すると、江口は苦笑いを浮かべていた。

姉妹の罵り合いのシーンは過激なシーンも飛び交う。印象に残っているセリフを聞かれた江口は「お姉ちゃんが不細工なのは、根性が不細工だからだ」と自身が浴びせられたセリフをあげると「なかなかですよね」とつぶやく。橋口監督も「ずっと撮影をしながら『このセリフは一線を越えたね』と話していました」と人間の本質をえぐる言葉の数々に、共演者たちは感嘆していた。

江口は「この映画、とても大好きなので多くの人に宣伝してください」と作品に胸を張っていた。ENCOUNT編集部

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