過去6度の主要国際大会すべてで得点! スイス代表MFシャチリ「美しいゴール」

スイス代表MFジェルダン・シャチリ(シカゴ・ファイアー/アメリカ)が、快挙を達成した。

EURO2024・グループA第2節が19日に行われ、スイス代表はスコットランド代表と対戦。13分にスコット・マクトミネイに先制点を奪われたものの、26分に相手のミスパスに反応したシャチリが左足を振り抜き、鋭い弧を描いたシュートをゴール左上に突き刺し同点弾を挙げた。試合はこのまま動かず、1-1のドローに終わった。

イギリスメディア『TNT Sports』によると、この試合で豪快な一撃を決めたシャチリは、2014年ワールドカップ、EURO2016、2018年ワールドカップ、EURO2020、2022年ワールドカップ、EURO2024すべてでゴールを記録しており、過去6度の主要な国際大会すべてで得点を挙げた唯一のヨーロッパ人になったという。

貴重な同点弾を決めたシャチリは試合後、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』で「ゴールキーパーが遠くに立っているのが見えて、心の中で『さあ、今すぐ入れよう』と思った。もちろん、重要なゴールで、素晴らしいゴールでもあった。今日もチームに貢献できたし、大きな試合は僕にとって特別なものだ。そのことで記憶に残ることを願っているよ」と再び大舞台で得点を決めた喜びを口にしながら次のように試合を振り返った。

「試合に勝てなかったことは残念だけど、最終的に1-1というのは妥当な結果だった。スコットランドは最後まで戦ってゴールを狙っていたけど、僕たちの方が優れていたと思うし、チャンスは多かったと思う」

「もし、僕たちがゴールを決めて2-1にしていたら、試合はもっと開けてもう1点も決められたかもしれない。次の試合ではチャンスをものにしてゴールを決めなければならないことをこの試合から学ぶ必要がある」

そして、改めてゴールの場面について聞かれたシャチリは「ボールがすごくゆっくりと来たので『よし、ファーストタッチで行こう』と思って、完璧にコーナーに打てた。本当に美しいゴールだったけど、これまでにも美しいゴールはたくさん決めてきた。だから、これがベストかどうか選ぶのは難しいけど、間違いなく重要なゴールだったと思うし、チームに大きな影響を与えた。このゴールはいつまでも忘れないと思うね」と誇らしげに語った。

【ハイライト動画】スコットランド代表vsスイス代表

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