赤外線カメラ搭載のドローン使いクマの生息調査 仙北市が実証実験

ドローンに搭載された赤外線カメラが捉えた映像を見る参加者

 クマの目撃が相次いでいることを受け、秋田県仙北市は19日、ドローンを活用したクマの生息調査の実証実験を行った。温度を検知する赤外線カメラで上空から撮影。クマの姿は確認できなかったが、キツネとみられる動物が映っていた。市は今回の成果を検証し、今後のクマ被害対策に役立てたい考え。

 実証実験は、過去にクマの目撃情報があった古城山周辺と角館高校周辺の2カ所で、午前5時ごろから実施。ドローンから送られてきた映像を地上で市職員や猟友会員らが確認した。市内でドローン事業を手がける瀧神巧業が協力した。

© 株式会社秋田魁新報社