95分に衝撃被弾…2戦未勝利で敗退危機もクロアチア主将モドリッチはまだポジティブ。イタリア撃破へ「全ては自分たち次第」【EURO】

現地時間6月19日に開催されたEURO2024のグループステージ第2節(B組)で、FIFAランキング10位のクロアチアは、同66位のアルバニアとドイツのハンブルクで対戦。11分に先制を許した後、74分と76分の連続得点で一度は逆転するも、90+5分に痛恨の同点弾を浴び、2-2で終わった。

クロアチアは初戦でスペインに0-3で大敗しており、最終節のイタリア戦を前にグループステージ敗退の危機に陥った。

同国サッカー連盟の公式サイトによれば、フル出場したルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)が試合後に取材に応じ、こう語った。

「前半は正しくなかった。また試合への入り方が悪くなり、先制点を取られ、プレーが難しくなった。後半、監督がとても良い選手交代を行なった。分析をして、何を修正できるか見極めたい。試合への入り方に満足していないのは確かだ。何かを変えなければならない。今日の試合では、自分たちが立て直せると証明できたが、同点に追いつかれたのは残念だ」

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決勝トーナメント進出のためには、前回王者のイタリア撃破が絶対条件だ。38歳の主将は「状況は明確だ。勝利以外に選択肢はない。勝点4で十分かはその後に分かるだろう。やれると信じているが、もっと良いプレーをしなければならない」と覚悟を示す。

「難しい試合になるだろう。イタリアは大きなチームで、素晴らしい監督もいるし、とてもよく組織されている。でも我々はまだポジティブだ。全ては自分たち次第で、何をすべきかは分かっている」

百戦錬磨の重鎮を誇るクロアチアは、欧州制覇を懸けた戦いをイタリア戦以降も続けられるか。それともわずか3試合でドイツを去ることとなるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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