タイガー・ウッズの長男が全米ジュニアの出場権を獲得「いつかは全米オープンに勝ちたい」

タイガーとチャーリーくん(撮影:GettyImages)

タイガー・ウッズ(米国)の息子・チャーリーくんがはじめて全米ゴルフ協会(USGA)のイベントに出場することが決まった。

現地時間19日、7月に開催される「全米ジュニア」の出場権をかけた予選会に参戦。フロリダ州コーラルスプリングスのイーグルトレースGCで「71」の1アンダーをマークし、上位4名が得る出場権を獲得した。

チャーリーくんは出だしでダブルボギー、ボギーと大きくつまずいたがそこから復活。「最初の2ホールはひどかったが、そのあとの16ホールはすごくいいプレーができた。これ以上、ボギー、ダブルボギーは打たないと自分に言い聞かせた」と奮起。「バーディチャンスをしっかり決めることができた」と胸を張った。

偉大な父・タイガーが初の全米ジュニアに出場したのは14歳で、準決勝まで勝ち進んだ。その翌年の1991年、ベイヒル・クラブ(フロリダ州)で開催された同大会でタイガーは19ホールで勝利し、92、93年大会も制し大会3連覇を達成し、現在もこの記録は破られていない。

全米ジュニアの出場資格は、本戦が終了する日に19歳未満であること。今年は7月22~28日、ミシガン州デトロイト郊外のオークランドヒルズCCで開催される。出場は264選手で36ホールのストロークプレー後に上位64選手がマッチプレーの決勝戦へと進む。

タイガーはUSGAの大会では「全米オープン」3勝、「全米アマ」と全米ジュニア3連覇を達成している。

父より1年遅れて15歳で初となるUSGA主催の選手権に参戦し、予選会終了後にはESPNなど米メディアに囲まれたチャーリーくんは「USGAは僕にとってとても大きいな意味がある。USGAの開催する選手権で勝ちたいし、いつかは全米オープンにも勝ちたい」と報じられている。(文・武川玲子=米国在住)

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