15日、成都天府国際空港にある入境客向け決済サービスセンター。外国と香港・マカオ・台湾地区から到着する旅客が通る主要経路に設置されている。SIMカードの手続きや外貨の両替、ATMでの現金引き出し、モバイル決済の登録・設定サポートなどのサービスを24時間提供している。両替可能な外貨は41種類に上るという。（成都＝新華社記者/童芳）
【新華社成都6月20日】中国内陸部の四川省成都市を訪れる外国人観光客がここ数カ月、急増している。ジャイアントパンダの故郷とされ、有名な「美食の都」でもある同市は、外国人にとって重要な中国観光の目的地の一つとなっている。
エストニアから旅行に来たセルゲイ・グルージンさんは15日、帰途の成都天府国際空港で「（成都の）文化とグルメを堪能した。みんな笑顔で、とてもフレンドリーだった。また来たい」と語った。
4日間滞在し、パンダを見て、地元の名物麺も食べた。移動の際には、中国電子商取引（EC）大手アリババグループ傘下の電子決済サービス「支付宝（アリペイ）」を使ってタクシーを呼ぶのがとても便利だった。ホテルも良かったという。
成都市の金沙遺跡博物館のミュージアムショップでグッズを購入する、ラテンアメリカからやって来たシンクタンクの学者グループのメンバー。（5月24日撮影、成都＝新華社配信）
外国人の四川省観光ブームを盛り上げているのが、昨年末から中国が次々と発表している一連のビザ免除政策だ。四川康輝国際旅行社の鄭軍（てい・ぐん）総経理によると、同社が今年1月から6月10日までに受け入れたインバウンド観光客は延べ7864人で、前年同期の約3.9倍に増えた。
外国人観光客が最大限の利便性を享受できるよう、成都市内の空港や観光地は一連のサービスを開始。成都天府国際空港は税関検査と保安検査を統合し、旅行客がワンストップで通過できるようにしている。
成都天府国際空港はまた、外国と香港・マカオ・台湾地区から到着する旅客が通る主要経路に入境客向け決済サービスセンターを設置。SIMカードの手続きや外貨の両替、ATMでの現金引き出し、モバイル決済の登録・設定サポートなどのサービスを24時間提供している。両替可能な外貨は41種類に上るという。（記者/童芳、董小紅）
成都市の金沙遺跡博物館のミュージアムショップでグッズを購入する、ラテンアメリカからやって来たシンクタンクの学者グループのメンバー。（5月24日撮影、成都＝新華社配信）
15日、成都天府国際空港で搭乗手続きをする外国人観光客。（成都＝新華社記者/董小紅）
15日、成都天府国際空港にある入境客向け決済サービスセンター。（成都＝新華社記者/童芳）
15日、成都天府国際空港にある入境客向け決済サービスセンター。（成都＝新華社記者/童芳）
