OPPO、生成AI編集機能搭載のミドルクラススマートフォン「Reno 11 A」

OPPOは、スマートフォン「Reno A」シリーズの最新5G対応機種「Reno 11 A」を6月27日より発売開始する。6月20日予約開始で、オープンマーケット向けモデルの価格は48,800円(税込)、ダークグリーンとコーラルパープルの2色展開となる。

OPPOのミドルクラススマートフォン「Reno11 A」。ダークグリーンとコーラルパープルの2色展開

ミドルレンジのスマートフォンながら「生成AI編集機能を搭載」と謳っており、フラグシップ機ではなく、多くのユーザーがAIの利便性を体験できるよう、AIスマートフォンの普及に向けた中核モデルと位置づけている。

独自のAndroidベースのColor OSを引き続き搭載
AIスマートフォンの普及に向けた戦略的モデルと位置づける

「Reno 11 A」は、充電、バッテリー、CPU、カメラ、ディスプレイ、画面ベゼルの6つの項目において前モデルより進化を遂げており、軽量&薄型化を実現しながら「頼れる急速充電と、進化した高性能」を両立したと説明。日常の頼れるパートナーになるとアピールする。

背面には6,400万画素のメインカメラを含む3眼カメラを搭載、4K画質の動画も撮影できる。ポートレート撮影時には2倍ズームに対応、インカメラは3,200万画素とこちらもシリーズ最高のカメラ性能を実現。

三眼レンズを搭載、INNOVATIVE AI CAMERAの文字が刻まれる
Reno Aシリーズ最高スペックのカメラ性能を搭載

生成AIによる編集機能については、「AI消しゴム機能」により、写真に映り込んだ不要な物をタッチ操作で簡単に除去し、自然な背景を新たに生成することができる。なお、この機能は7月のソフトウェアアップデート以降利用可能になる。

「AI消しゴム機能」を実際に試したところ。対象アイテムを長押しし範囲を選択、消去することで数秒で処理が完了する。背景の窓や机などは自然に生成されている

また被写体をワンタッチで切り抜けるクリッピング機能や、カメラアプリからGoogleレンズの翻訳機能にすばやくアクセスする機能、スクリーンショット時にプライバシーを保護するためのモザイク機能なども進化している。

被写体の切り抜きや翻訳機能もさらに進化

またシリーズ最大の5,000mAhバッテリーと最大67Wの急速充電を可能とする最新の充電技術を搭載。SUPERVOOC急速充電器を使用することで、約20分で50%以上、約48分で100%の充電が可能と、前機種から半分以下に短縮されている。また4年間充放電を繰り返しても、有効容量を80%以上保つことができると説明している。

ベゼルも極薄にすることで、シリーズ最大の約6.7インチのフルHDディスプレイを搭載。有機ELによる10億色の色彩表現と120Hzのリフレッシュレートを実現している。

CPUにはMediaTekのDimensity 7050を採用。メモリは8GBを搭載、16GB相当のRAM拡張機能を備える。独自のトリニティエンジンによるシステム劣化防止機能やアプリデータ圧縮技術、パフォーマンス最適化機能により、4年後にも「サクサク動く」高性能が継続すると説明している。

なおイヤホン端子は非搭載。音声周りでは、駅など騒がしい場所で周囲の環境音を抑制して、通話先にこちらの超えがしっかり届く「クリア音声」機能や、音質を保ったままでボリュームを出すことができる「ウルトラボリューム」機能を搭載する。

音声周りの重点機能

Androidベースの最新Color OS14が搭載される。またおサイフケータイやマイナンバーカード機能が利用できるFelica、防水・防塵機能、顔認証・指紋認証の2つの生体認証にも対応する。

サイズは約75W×162H×7.6Dmm、質量は約177g。内蔵ストレージは128GBで、SDカード2TBまで対応。下部にUSB typeCポートが装備されている。

端子は下部にUSB typeCを搭載

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