マスターズをオマージュした大会…“おなじみの光景”も これが水切りショットの極意!?【きょうのヒトネタ!】

三ヶ島かなも水切りショットに挑戦(撮影:上山敬太)

<アース・モンダミンカップ 事前情報◇19日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6688ヤード・パー72>

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「アース・モンダミンカップ」が行われているカメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)から。

国内女子の“賞金総額3億円大会”として注目を集めるこの試合は、どことなく会場の雰囲気が“あの祭典”に似ている。オーガスタ・ナショナルGCを舞台に行われる、男子のメジャー大会「マスターズ」だ。緑を基調にしたスタンドなどの設営物に加え、キャディたちは白のつなぎを着用。いたるところでマスターズがオマージュされている。

それが伝わってくる場面も目撃した。9番パー3には、グリーンの前に池があるのだが、練習ラウンドではそこで選手たちが“水切りショット”を披露していた。マスターズではティの前からの大きな池がグリーンまで伸びる16番パー3が“水切りホール”になっており、練習ラウンドではパトロンと呼ばれるギャラリーが選手たちに“水切り”をうながすのがおなじみの光景だ。今大会は練習日もギャラリーが入場できるため、このプロの技を見た子どもたちはもちろん、大人たちも大きな拍手を選手に送っていた。

2022年大会を制している歴代覇者・木村彩子の時には、こんなやり取りが聞こえてきた。キャディから、水切りはユーティリティがいいというアドバイスを受けた木村は、2度目のトライで見事グリーンに到達。スタンドを盛り上げ、両手を挙げてよろこぶ木村の横で、「アイアンを握りたくなるけど、水切りはユーティリティがいい」というキャディもとても誇らしげだ。

昨年大会で4位になっている小祝さくらも、「他の試合より賞金が高かったり、あとはギャラリースタンドも豪華。(会場内に)タリーズがあったり、他の試合とは雰囲気が違います」と話した。深い緑に覆われた“異空間”を、会場で味わってみるのはいかが?

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