サッカー=コソボ記者のユーロ記者証剥奪、民族主義的ポーズで

[19日 ロイター] - 欧州サッカー連盟(UEFA)は、コソボのジャーナリストが現在行われている欧州選手権(ユーロ)の試合中に民族主義的なジェスチャーに及んだとして、同大会における記者証を剥奪した。

処分対象となったアルリンド・サディク記者は、16日に行われたイングラントとセルビアの試合において両手で双頭の鷲を作ってセルビアファンに向けていた。

このジェスチャーはアルバニアの国旗にある鷲を模している。コソボでは人口の大半をアルバニア系住民が占めており、セルビア民族主義者とアルバニア系住民の緊張関係を激化させる恐れがある。

サディク氏はロイターに対し、18日のアルバニア代表の記者会見に出席した際に取材許可を取り消されたと明かし、ジャーナリストとしてプロ意識に欠ける行為だったとしつつも、「誰かを不快にさせるものではない」と主張。交流サイトで殺害予告を受けたとも述べた。

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