水原一平被告が教科書から正式に「削除」 教育出版に同情の声「もらい事故すぎる」

ウーバー配達員もクビになった

教育出版は20日、ドジャース・大谷翔平(29)の元通訳で違法賭博や銀行詐欺などの罪で訴追されている水原一平被告(39)に関する内容が掲載された中学校の英語教科書で差し替えを行ったことを正式発表した。

同社がホームページで発表したお知らせによると、差し替えが行われた教科書は中学3年生向けの英語教科書「ONE WORLD English Course3」で、差し替え箇所は計3か所。訂正前の段階では成功を収めた大谷を支えた人物として水原被告が写真とともに紹介されていたが、3月に起こった騒動をきっかけに差し替えが議論され、今回正式な変更が行われた。

大谷を題材として取り扱う教科書は他の出版社ではあったものの、水原被告にスポットライトを当てる予定だった社は教育出版のみ。同社にとっては思わぬ落とし穴だった。

事件発生からわずか3か月で軌道修正せざるをえなかったことに対して、ネット上では「もらい事故すぎる」「よく短期間で処理できたね」などと同情と称賛の声が寄せられている。

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