爽やかな酸味と甘みで初恋の味にも例えられるスモモの出荷が広島県呉市で始まっています。
蒲刈スモモ生産組合 石井芳清 組合長
「出来は、すごく美味しそうですよ」
瀬戸内海に浮かぶ呉市上蒲刈島は、県内有数のスモモの産地です。およそ20戸の農家が生産組合を作り、8品種のスモモを栽培していて「蒲刈プラム」のブランドで出荷しています。
およそ13アールの畑でスモモを生産する石井芳清組合長です。この時期、収穫しているのは、「大石早生」という品種で糖度と酸味のバランスがよいのが特徴です。
石井さんは、ピンクに色付き始めたスモモを丁寧にもぎ取っていました。今年は、天候に恵まれ糖度も十分だということです。
蒲刈スモモ生産組合 石井芳清 組合長
「各品種が色々ありますので全種、食して頂きたいですがその中で初恋の味を見つけて頂くとうれしいですね」
収穫されたスモモは、その日のうちに選果場に運ばれ、JAの職員たちが虫食いか確認したり糖度を測ったあと大きさごとに選別していました。
選別する職員たち
「(糖度)13.7です」
「最高ですね」
スモモの収穫は、8月上旬まで行われおよそ9トンが県内に出荷されるということです。