井上芳雄、『ムーラン・ルージュ』チケ代値上げぶっちゃけ ロンドン公演中の『千と千尋』をライバル視「負けないように」

『千と千尋』をライバル視した井上芳雄 (C)ORICON NewS inc.

俳優の井上芳雄が19日、東京・日比谷の帝国劇場でミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のゲネプロ&取材会に参加した。

井上は「去年は初めて。ただ(セットが)豪華なもので、その分チケット代も上がって…。もっと言うと、今年もちょっとだけ、また上がっていて…」と正直に告白。共演陣に笑いが広がり、井上が「言っておいた方が」と付け加えると、再び笑いが起きていた。「僕たちは、それに見合う以上のものをお届けしようと頑張っている」と宣言すると「落ち着いてけいこもしましたし、深められている。この帝劇でやるのは最後。この夏、思う存分、楽しみたいと思います」と意気込んでいた。

そして、井上は「あとはロンドンの『千と千尋の神隠し』に負けないように。あっちに話題を取られている。こっちも日本で頑張っているぞ、と」と気合十分。『千と千尋の神隠し』に釜爺役で出演している橋本さとしに「やってる間は、こっちに集中していただいて」とお願いすると、橋本は「もちろんです」と応じていた。

また、44歳の井上は作曲家の青年のクリスチャン役で“世界最年長”を自称している。昨年の公演後に誰からもツッコまれなかったことから、井上は「自分で言ってるだけなんですけど『違うよ』と言われなかった。『もしかしたら40代のクリスチャンはいたかもね』ぐらいで。だから、もうちょっと僕のことを大切にした方がいい」と周囲に呼びかけ。“若作り”に関しては「通して出てくる何かしらがある。なんとか楽にできないか、と。動き回ることだけが若さじゃない!と追求していきたい」と予告していた。

取材会には、望海風斗平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基伊礼彼方Kも参加した。

バズ・ラーマン監督の名作映画『ムーラン・ルージュ!』のミュージカルで、昨年の日本初演に引き続き、今年も帝国劇場で上演。1899年のパリを舞台に、ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の花形スター、サティーンとアメリカ人作家クリスチャンの激しい恋を、退廃美や豪華絢爛なショーとともに描く。

あす20日から8月7日まで同所で。その後、9月14日から28日まで大阪・梅田芸術劇場で上演される。

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