史上最高の総額16億円超! 日本勢は全米女子プロで“一攫千金”なるか

左から笹生優花、渋野日向子、古江彩佳(撮影:南しずか)

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇20日◇サハリーCC(ワシントン州)◇6831ヤード・パー71>

大会史上最高額の1040万ドル(約16億4000万円)をかけて争われる女子プロNO.1決定戦。1200万ドルがかけられた3週前の「全米女子オープン」では、賞金総額の約40%を日本勢が稼ぎ出したのは記憶に新しい。今年は過去最多の日本勢12人が出場。“一攫千金”に期待がかかる。

具体的に、どれほどの賞金を獲得できるのか。賞金総額1000万ドルだった昨年大会を例にして見てみよう。

まずは優勝賞金だが、昨年大会で優勝したイン・ルオニン(中国)は150万ドルを獲得。現在のレートで約2億3000万円という大金だった。ちなみに、ルオニンは同年の「DIOインプラントLAオープン」でツアー初優勝を挙げたが、そのときの賞金は26万2500ドル(約4100万円)。約6倍の差があるのだから、やはりメジャーは桁違いだ。

8人が出場した日本勢では笹生優花が単独2位に入り、87万5130ドル(約1億3800万円)をゲット。“準優勝”にふさわしい報酬を受け取った。笹生が2021年に全米女子オープンを制した時の優勝賞金は100万ドル(約1億5700万円)だったことを考えると、近年のメジャー賞金“高騰”がいかに顕著か分かる。

8位タイに入った古江彩佳でも21万4811ドル(約3300万円)を獲得。39位タイの西村優菜が4万5217ドル(約713万円)、47位タイの畑岡奈紗は3万5071ドル(約553万円)を手に入れた。渋野日向子、西郷真央といった予選落ちした選手にも一律4000ドル(約63万円)が支給された。

今年は笹生、渋野、畑岡、古江、西郷、西村優菜、勝みなみ、稲見萌寧らおなじみの米ツアーメンバーに加えて、日本ツアーから山下美夢有、竹田麗央、岩井明愛・千怜姉妹らがエントリー。今大会でも“荒稼ぎ”に期待したい。

© 株式会社ALBA