実写版【推しの子】特報公開、Prime Videoで11月28日配信。12月に続編映画

by 野澤佳悟

実写版【推しの子】ティザービジュアル(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

実写ドラマ【推しの子】がPrime Videoにて11月28日21時より配信決定。さらにドラマシリーズの続きとなる映画が12月20日より全国公開されることも決まった。映画の配給は東映。合わせて特報映像も公開された。

初映像となる特報は、無数のサイリウムに囲まれたステージに立つ、伝説的アイドルグループ「初代B小町」のライブシーンから幕開け。グループの中でもひと際存在感を放つ、“完璧で究極のアイドル”、アイ(齋藤飛鳥)の眩しいほどのきらめきに目を奪われるのも束の間、カチンコの音が鳴り響くと物語の世界は一変。

「アヴェ・マリア」の叙情的な旋律にのせて、“芸能界”を生き抜く、アクア(櫻井海音)、ルビー(齊藤なぎさ)、かな(原菜乃華)、MEMちょ(あの)、あかね(茅島みずき)らの姿が映し出される。欲望や情熱、様々な思惑が交錯する“芸能界”の光と影。映像のラストでは、突如アイが何者かに刺される衝撃の展開とともに、「この物語は、フィクションである」というナレーションが。なぜアイは殺されたのか。「噓はとびきりの愛」と語る、アイの瞳の奥に隠された真実とは――。

監督は、いきものがかり、NMB48、マキシマム ザ ホルモン、氣志團、フジファブリック、Little Glee Monsterなど多岐ジャンルにわたるアーティストのMVを手がける映像演出家・スミス。ドラマ作品では「ぼくは麻理のなか」(2017/CX)「青野くんに触りたいから死にたい」(2022/WOWOW)「恋と弾丸」(2022/MBS)など、いずれも人の感情や性(さが)を独自の感性でユーモアを器用に織り交ぜながら描くことを武器としている。

また、2015年に史上最年少の16歳で初の長編映画「真夏の夢」が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭フォアキャスト部門に正式出品され、翌年、同映画祭で映画「脱脱脱脱 17」がオフシアター・コンペティション部門の審査員特別賞・観客賞を受賞した松本花奈も本作への参加が決定。

映像の美しさにおいても高く評価を得ている2名の監督がそれぞれの武器を最大限に発揮し、手腕を振るうとしている。

脚本は、ドラマ版「ゆるキャン△」シリーズ(2020、2021/TX)「マイ・セカンド・アオハル」(2023/TBS)などの北川亜矢子。

企画・プロデューサー 東映・井元隆佑 コメント

赤坂先生と横槍先生から、大切な原作の実写化をゆだねて頂き、まもなく二年という歳月を重ねようとしています。

大好きな【推しの子】と真正面から向き合う日々。ものづくりの高揚感とともに、いつまでも拭うことのできない、恐ろしいほどの重圧に苛まれているのも本音です。初めて原作を読んだ日のように「【推しの子】のいちファンに戻れたら」と幻想してしまうことすらあります。

我々の作品がどれだけ世に響くのかまだ分かりません。ひとりでも多くの人へ届くように全力で挑みます。どうか皆さんの心に届いて欲しいです。

最後に、集結してくれた大切なキャスト・スタッフ・関係者の皆さん。大きな不安やプレッシャーがひしめく中、共に歩んでくれたことに、最大限の感謝の意を伝えます。

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