中欧・中亜班列、運行本数が単月過去最多を記録

中欧・中亜班列、運行本数が単月過去最多を記録

新疆ウイグル自治区阿拉山口駅の広軌、標準軌編成場で出発を待つ国際定期貨物列車「中欧班列」。(5月25日撮影、ドローンから、ウルムチ=新華社配信/于暉)

 【新華社北京6月20日】中国国家発展改革委員会は18日、中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列」と中央アジアを結ぶ「中亜班列」の5月の運行本数が計2733本と単月で過去最多を更新したと発表した。

 中欧班列は運行本数が前年同月比14%増の1724本、貨物輸送量が13%増の18万6千TEU(20フィートコンテナ換算)。中亜班列は6%増の1009本、10%増の7万4千TEUだった。

 国家発展改革委員会の担当者によると、同委員会は中国国家鉄路集団(国鉄運営国有企業)などの部門、機関と長期にわたり、中欧・中亜班列の質の高い発展を妨げる問題に早急、的確な措置を講じ、列車の量的増加と質的向上に力を入れてきた。特に鉄道通関地と後方輸送ルートに対する一連の拡張・改造プロジェクトの完成、相手国・地域の通関作業の効率向上により、各通関地の通関能力が拡大し、コンテナ列車の通過能力も持続的に向上した。

 同担当者は、今後も関係部門・機関と共に高効率輸送、安全ガバナンス、多元的ルート、革新的発展の四大体系の構築を加速させ、中欧・中亜班列が質と利益をより高め、安全に発展するよう推し進めていくと説明。立体的な相互接続ネットワークの構築、ハイレベルな対外開放の推進、「一帯一路」共同建設の質の高い発展の重要な支えになると語った。

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