「Steamフレンドの最長オフライン記録はどのくらい?」何気ない質問が浮き彫りにする…オンラインの友人との「別れ」に向き合う人々の姿

「Steamフレンドの最長オフライン記録はどのくらい?」何気ない質問が浮き彫りにする…オンラインの友人との「別れ」に向き合う人々の姿

海外掲示板Reddit「Steamフレンドの不在記録はどのくらいですか?」という質問が投げかけられたところ、さまざまな悲しい回答が集まり話題になっています。

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戦争、テロ、病気…いろんな形で「死」と向き合うゲーマーたち

この質問に対する答えで多くを占めたのが、「フレンドが何らかの形で亡くなった」というものです。

あるユーザーは「オンラインFPSでスウェーデンの男性と出会いました。それから何度か彼と一緒にプレイしましたが、数か月後にFacebookで彼が亡くなっていることを知りました。彼はまだ自分のフレンドリストに居ます。理由はわかりませんが、多分彼のことを忘れないようにしたいし、今も一緒にいる友達を大切にしたいからでしょう」と答えました。

空軍基地に勤めていたというユーザーは「基地には絶えず人が出入りし、多くの人たちとフレンドとなることができました。しかし、フレンドの何人かが亡くなっていることを知ったとき、私は人々と再び繋がることができるのかと感じました。常に今を大切にし、最後であるかのように友に別れを告げましょう。何が起こるのかわかりません」と答えています。

また別のあるユーザーは「ノルウェーの友人と『コールオブデューティ』をプレイしていました。彼が最後にオンラインになったのは、彼がウトヤ島のサマーキャンプに旅立つ2日前でした。彼はまだ自分のフレンドリストにいます」と、友人がテロ被害に遭ったことを報告しています。

その他、「今は860日ログインしていませんが、彼は癌で亡くなったのでこれは無限になるでしょう」「親友が去年亡くなりました。彼が最後にオンラインになってからの時間を見るのはとても悲しいですが、彼との繋がりを消したくはありません」といった、悲しい報告が次々と挙げられています。

何はともあれ、人間は年を重ねると誰しも「死」と直面するもの。去り行く者を想いながら、今を大事に生きる。それが重要なのかもしれません。

こういったことを考えることで心苦しくなった場合は「こころのオンライン避難所」というWebサイトが公的組織により開設されています。

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