ベントレー史上もっともパワフル、782PSを誇る新型『コンチネンタルGT スピード』の公開日が決定

 ベントレーは6月19日、第4世代となる新型『コンチネンタルGT スピード』を、今月26日(水)に発表することを明らかにした。

 初代ベントレー・コンチネンタルGTの誕生は2002年。このクルマはベントレーの販売台数を10倍に伸ばし、現代における同ブランドを再定義するきっかけとなり、ベントレーのビジネスを一変させた。いわば“ベントレーの再生の始まり”となったモデルだ。

 2010年、パリで発表された第2世代のコンチネンタルGTは、W12エンジンを搭載して発売され、2012年には4.0リッターV8エンジン車が新たに追加された。2018年に登場した第3世代は、新しい専用プラットフォームをベースにエンジン、サスペンション、電装アーキテクチャー、内外装のデザインを一新し、高級GTセクターにおける新しい基準を定めた。

 そんなコンチネンタルGTの最新モデルとしてまもなく登場する4代目の同スピードは、W12エンジンの後継としてパフォーマンスが強化された完全新設計のV8ハイブリッド・パワートレインである“ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド”を搭載。このパワートレインは優れたパワーとトルクを発揮するだけでなく、80kmの電気航続距離、50g/km以下のCO2排出量(WLTP)を実現する。

新設計のV8ハイブリッドパワートレイン『ウルトラパフォーマンス ハイブリッドパワートレイン』

 最高出力782PS、最大トルクは1000NmをマークするコンチネンタルGT スピードは、105年にわたるベントレーの歴史上もっともパワフルなロードカーでありながら、持続可能なラグジュアリー・モビリティのリーダーを目指す、ベントレーの“ビヨンド100”のプロセスにおける重要なマイルストーンを体現するモデルとなる。

 また、トルクベクタリング機能付きアクティブAWDをはじめ、四輪ステアリング、電子制御式リミテッドスリップディファレンシャル、48V電動アクティブアンチロールコントロール、新開発のデュアル・バルブダンパーなど、最新世代のシャシーテクノロジーを搭載し、これまででもっともダイナミックなベントレー、そしてこのセグメント初の日常的なスーパーカーの実現を目指して開発された。

 もちろん、すべてのベントレーの代名詞であるハンドクラフトのラグジュアリー感と、卓越した素材はそのままに維持されている。

 なお、ベントレーはコンチネンタルGT スピードの性能の証として、地球上でもっとも長く深い海底道路トンネルであるノルウェーのリフュルケトンネルにおいて、最高速度335km/hを記録し非公式でありながら“海底速度記録”を達成したことを発表。このトンネル走行を紹介する映像は、6月26日に行われるワールドプレミアと同時に公開される予定だ。

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