中国のバス輸出台数、5月は前年同月比49.4%増

中国のバス輸出台数、5月は前年同月比49・4%増

   ギリシャ・アテネでテストを行う宇通客車製電動バス。(4月10日撮影、ギリシャ=新華社配信)

 【新華社北京6月20日】中国のバス(全長3.5メートル以上)の輸出台数は前年同月比49.4%(前月比20.0%増)の5432台だった。中国のバス情報サイト「中国客車統計信息網」の最新データが明らかにした。

 メーカー別では、宇通客車が2.1倍(同48.2%増)の1387台で業界トップをキープし、市場シェアは25.5%と4月から5.0ポイント近く上昇した。厦門金竜汽車集団は63.0%増(同29.2%増)の854台で引き続き2位となり、市場シェアは2.0ポイント近く上昇の15.7%だった。金龍聯合汽車工業(蘇州)は29.2%(同62.0%増)の771台で4月の5位から3位に躍進し、市場シェアは4.0ポイント近く上昇して14.2%となった。 

 輸出上位10社のうち9社が前年同期比でプラス成長を実現した。伸び率が最も大きかったのは江西江鈴集団晶馬汽車で11.6倍。楊州亜星客車は3.2倍、北汽福田汽車北京欧輝客車は2.5倍、宇通客車は2.1倍となった。前月比で増加したのは7社で、伸び率が最も大きかったのは江西江鈴集団晶馬汽車で2.1倍だった。この7社は前年同月比、前月比ともに伸びた。

 輸出シェアで市場集中度を見ると、上位の企業が依然として優位性を保ち、上位5社で合計76.8%の市場シェアを示した。上位10社では98.3%となり、成功が成功を呼ぶ「マタイ効果」が引き続き鮮明となっている。

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