イチローが通った老舗バッティングセンターを定点観測 各地のバッティングセンターをはしごする猛者も

テレビ愛知

4年ぶりのAクラス以上を目指し、上位チームと熱戦を演じる中日ドラゴンズ。さらに、大谷翔平選手のメジャーでの大活躍など、野球界は盛り上がりを見せています。そんな中、白熱の試合に突き動かされた人々が、豊山町のバッティングセンターに集まっていました。果たして街の野球スターは現れるのでしょうか?

「明日が草野球の試合」

定点カメラを設置させてもらったのは、オープンから約50年の老舗「空港バッティング」。野球界のレジェンドのイチローさんが若き日に汗を流した場所です。オープン早々、受付には1人目のチャレンジャーが現れました!

男性:「明日が草野球の試合なので、練習ですね」

男性は野球歴約20年のベテラン選手。草野球の試合前日の調整とはいえ、目標設定も高く「できれば全部飛ばしたい」と意気込みを語ります。

バッターボックスから奥のネットまでは、約60メートル。さらに選んだ球速は、店最速の120キロです。

1球目は横のネットに。それでもめげずにチャレンジしますが、打球を遠くまで飛ばすことはできませんでした。

「(カメラのせいで)いつもより緊張したのか、力が入ってしまいました。先週ホームランを出せたので、(調子は)良いんじゃないかなと思っていますけど、がんばります!」

次にやってきたのは新婚ほやほやの夫婦。もともとプロ野球好きだった2人が、野球の盛り上がりに触発されて来店したといいます。

「できればホームランを打ちたいです!」とやる気満々の夫に、妻は「もしホームランを打ったら、ジュースを買ってあげます」と笑顔で話します。野球経験はないそうですが、果たしてジュースはゲットできるのでしょうか。

1球目はいきなりのヒット! 2球目はゴロ、3球目は空振りと立て続けに失敗します。しかし妻の応援が届いたのか、鋭い当たりがレフト方向に飛んでいきます。

夫:「ホームランは打てなかったです」

残念ながらジュースはお預け。

「でも意外といい感じに打てた気がしたので、楽しかったです!」とうれしそうに話す男性。次こそはご褒美ジュースをゲットできると良いですね。

各地のバッティングセンターでホームランを狙う

一方、最速の120キロのボックスの前に、ひと際オーラを放つ人物を発見しました。

男性:「いろいろなバッティングセンターを回って、バッティングセンターの速い球でホームランを打つのがマイブームです」

現在、4店舗のバッティングセンターを制覇しているそう。この日、すでに何度か打席には立ったようです。

「結構(ピッチング)マシーンからバッターボックスまでの距離が近いので、タイミングが取りづらいです」

店独特の特徴に手を焼き、まだホームランは打てていません。まだタイミングが合わないのか、打球が左右に流れていきます。このままスイングをすること約13球目、ついにホームランが!

「最初全然打てなかったんですけど、最後のほうはきちんと打てたので、いい気分転換になりました」

――次に挑戦する予定のバッティングセンターは?

「地元が稲沢市なので、良いバッティングセンターがあれば行ってみたいです」

皆さんもこの野球ブームに乗って、バッティングセンターに行ってみてはいかがでしょうか。

© テレビ愛知株式会社