東京・葛飾区の交差点で16日の午後1時過ぎ、信号無視をした自転車との衝突事故がドライブレコーダーに記録されていた。
双方に大事に至るけがはなかったが、自転車の男は謝りながらも立ち去ってしまったという。
謝る自転車の男…しかし立ち去る
東京・葛飾区の見通しのよい交差点で16日の午後1時過ぎ、車側の信号は青で運転手がそのまま直進しようとしたところ、信号無視で自転車が横切ってきた。
車の運転手はとっさにブレーキを踏んだが間に合わず、飛び出してきた自転車の側面にぶつかる形になった。
幸いにも勢いが弱かったのか、衝突した自転車は軽く転倒する程度で、自転車の男性もすぐに立ち上がり、「すみません」と伝えるように、両手を合わせて謝ってきたという。
車の運転手もすぐさま「けがない?警察呼ぶから」と声をかけた。
しかし、運転手が警察に通報するため、車を止めようとした矢先、なんと自転車の男性は立ち去ってしまったという。
運転手は事件当時を振り返り「(車を)その先で止めようと思った時に、もういなくなっちゃっていた」とこぼした。
衝突事故「双方に報告義務がある」
本来、衝突事故は双方に警察への報告義務があるため、自転車の男性は警察が来るまで待機しなければならなかった。
その後、車の運転手は1人で警察に事故について通報したという。
去ってしまった自転車について、「もしかしたら向こうもテンパっちゃって(呼びかけが)全然聞こえなくて、そのまま行っちゃったかも」と推測している。
また、「ちゃんと自転車に待ってもらって、警察の方と相談して話し合いをできる状況がベストだったかなと」と語った。
この事故で、運転手の車は右側フロント部分に複数の傷がつき、修理に20万円ほどかかるという。
(「イット!」 6月19日放送より)