浮世絵から北斎の魅力を 新千円札『神奈川沖浪裏』 横浜市青葉区

鴨志田地域ケアプラザで6月14日、浮世絵講座「新千円札『神奈川沖浪裏』を描いた葛飾北斎の魅力!」が行われた。講師は落語家の浮世亭寿八として青葉区を拠点に活躍する中村康男さんが務めた=写真。全3回にわたる講座で、第1回の今回は「人生100年時代、90歳北斎の生き様から学ぶ!」をテーマに、約20人が参加した。

江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が描いた『富嶽三十六景』の1つである『神奈川沖浪裏』は7月3日から発行される新千円札の裏図柄に採用されている。その浮世絵から歴史を紐解きながら、世界の芸術家に影響を与えた黄金比とされる構図についても解説した。また、現在の大山街道を題材とした『鎌倉江ノ島大山新板往来双六(すごろく)』から長津田、谷本、荏田の3コマも紹介。浮世絵から見る江戸時代の地元の風景に、参加者たちは感嘆していた。

第2回は7月12日(金)に「北斎と広重の二大巨匠の魅力!」、第3回は8月9日(金)に「北斎に魅了されたシーボルトやゴッホら印象派!」。詳細や申込は同ケアプラ【電話】045・961・6911。

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