「生きててよかった」天竺鼠・瀬下豊、犯行直後の凶悪犯と知らず「なんや!」と恫喝

 天竺鼠・瀬下豊

 お笑いコンビ・天竺鼠の瀬下豊が19日、千原せいじのYouTubeチャンネルに登場。バイト時代の恐怖体験を告白し「生きててよかった」と振り返った。

 瀬下はせいじ相手に「メッチャ怖いですけど、ホンマおれ、生きててよかったっていう話」と、体験した恐怖体験を切り出した。

 まだNSCに在学していた若い頃の話で、「バイトをしないと食えないのでバイトをしていた。市場で」という日々。市場の朝は早く、午前3時から始まるが、瀬下は始まる前にコンビニによっておにぎりを買って食べるのを日々の楽しみにしていたという。

 そんなある日、おにぎりを買い、「ちょっとまだ時間があったんで、ホンマはよくないが立ち読みをしようと思って。好きな雑誌があるから。雑誌コーナーに行った」ところ、そこに「リュックをしょって、帽子を深くかぶった男性が立ってて」と先客がいた。

 「俺が近づいたら目を隠すような動作をする。なんやねんと思いながら雑誌を見てたけど、(その男性が)チラチラ見てくる。腹が立つやないですか。人がやってることをずっと見てるの」と、段々腹が立ってきて「自分も若かったから申し訳ないけど『なんや?!』って言った」ところ、その男性は「ドリンクコーナーの方にさささって」移動していったという。

 そして時間となり、瀬下はコンビニを出て、コンビニの外に設置してあるゴミ箱の前でおにぎりを食べ始めたところ、再び不審な男性が雑誌コーナーに戻って来た。外のゴミ箱と、雑誌コーナーはガラスを挟んで向かい合うようになっていたことから、「顔を見たろうかなと思ったら、窓を挟んでも顔を隠す。腹立ったから、顔見るまで粘ったら、やっと顔が見えた。若いやつだった」と顔を確認し「ガンを飛ばして」そのままバイト先に市場に向かった。

 驚いたのはその翌日。テレビニュースを見ていた瀬下は、家の近くのマンションで殺人事件があったことを知り、その犯人が前夜、コンビニでガンを飛ばした男性だったことが分かる。これにはせいじも「あ!」とビックリ。当時、かなり有名な殺人事件だったようで、せいじはその事件の詳細を語ると、瀬下も「そうそう!」「そいつやったんです!」とまさかの殺人犯だったと明かした。

 せいじは事件があったマンションに「ツレが住んでた」と言い、瀬下もびっくり。そして「もしもケンカになってたら、もしかしたら…」というとせいじも「それは怖いわ」と絶句。瀬下は「窓越しでよかった。リュックに何が入ってたかわからないから」と胸をなで下ろしていた。

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