将棋棋士の桐谷広人さんかたるSNS型投資詐欺 三原市の50代男性が780万円被害

 広島県警三原署は20日、交流サイト(SNS)を通じた投資詐欺で、三原市の50代会社員男性が約780万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、男性は3月末ごろと4月上旬ごろ、フェイスブックに表示された2件の株式投資の広告にアクセスし、LINE(ライン)のグループに招待された。

 それぞれのグループ内でやりとりしていた個人投資家で将棋棋士の桐谷広人さんやそのアシスタントなどを名乗る人物に指示され、投資サイトに登録。アシスタントを名乗る人物たちに「指示した銘柄の株を購入すれば確実に利益が出る」などと投資を勧められ、5月30日までの間に指定された口座へ16回にわたり計781万88円を振り込んだ。

 男性が利益を引き出そうとしたができず、親族に相談して被害が発覚したという。

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