『今日好き 卒業編2024 in セブ島』まうバオカップルインタビュー 「虚無ってる」から始まった二人が結ばれるまで

現役高校生たちが3泊4日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける恋愛番組『今日、好きになりました。』(ABEMA/以下:今日好き)。3月25日にオンエアされた『卒業編2024 in セブ島』最終話では、バオ(Bao)×まう(小國舞羽)の“まうバオ”カップルが新たに誕生した。

「生きてる?」「虚無ってる」という、なかなか手痛い第一印象から始まったふたりの関係性。独特なオーラで、後の彼女となるまうだけでなく、スタジオの“恋愛見届け人”たちをも虜にしてきたバオ。普段の彼はどんなことを考えているのか。また、4日間とも毎日欠かさず髪型を変えてきたまうを見て、どんなことを感じていたのか。カップル成立後、日々の連絡などで距離を縮めてきたまうの情報も参考に、謎多きバオの“生態”に迫った(……というのは冗談で、普通に旅のなかで印象的な思い出などをちゃんと尋ねています)。(一条皓太)

・「“もしかしたら、告白に来てくれないかもな”って思っていたくらい」(まう)

ーー晴れて、カップル成立おめでとうございます! まうさんは『夏休み編2023』以来の登場となりましたが、前回の旅から期間が空いたことで、プレッシャーなどはありましたか?

まう:プレッシャーは特になかったです。ただ「どんな子が来るのかな?」とか「今回こそ、いい形で旅を終えられるかな?」なんて考えて、普通に緊張はしちゃっていたなと。

ーー前回の旅での反省を活かした場面もあるのでしょうか。

まう:そういえば、今回は自分の方から2ショットに誘うことをあえてしていなかったかも。「行き過ぎはやめよう」って、無意識に思っていたのかな。

ーー言われてみればたしかに。さて、旅の振り返りをする前に率直に伺います。ズバリ、お互いのいちばん好きなところは?

まう:ぐふっ(笑)。

バオ:(しばし沈黙)……えっ、僕ですか?

ーーもちろん、“僕”にも聞いています(笑)。

まう:ねぇ~(笑)

バオ:まうちゃんの好きなところは、普通に話しているだけなのに面白いし、自分の素をいちばん見せられるところ。雰囲気がもう面白い。

まう:どういうこと?(笑) 私は第一印象の段階で、バオくんは「あんまりお喋りをしない子なのかな?」って考えていたんです。なので、2ショットに誘ってくれたとき、「あ、いま頑張って話しかけてくれたんだな」と思って。そのたびに、どんどん好きになっている自分に気づいたんです。

ーーとはいえ、初日のランチの際、まうさんはバオさんに対して「生きてる?」「虚無ってる」などと、初対面とは思えぬ言葉をぶつけていましたが。

まう:あはははっ(笑)。実際に付き合ってみたら、バオくんは意外と喋ってくれるタイプでした。普段から電話をするときも、学校の話とかをよくしてくれて。でも、旅の当時は人前に立つと本当に喋らなかったし、“虚無ってる”ように見られても仕方がなかったんじゃないかな~?

ーーバオさん、なにか反論は?

バオ:いや、その通り。

ーー潔いくらいに反論なし、と。

まう:その通りなんだ(笑)。

ーー実際のところ、いわゆる“バオタイム”に入っているとき、どんなことを考えているのでしょう。

バオ:う~ん、わからない……。でも、初対面だと緊張して上手く喋れなかったし、仕方なかった。

まう:でも、最近は意外と“虚無ってる”時間も少ないよね。

ーー最新情報、ありがとうございます。そういえば、まうさんは毎日欠かすことなくヘアセットをアレンジしていましたね。バオさんは、何日目の髪型がいちばん好みでしたか?

バオ:1日目。

まう:お団子だ。

バオ:あれ、2日目はどんなだったっけ?

まう:2日目は三つ編みかな。たしかに、グループ行動で離れ離れになっちゃったから、ちゃんと見てもらえていなかったよね。そういえば、最終日の髪型はバオくん的に“ナシ”なんでしょ?(笑)

バオ:なんか……あんまり好きじゃない(笑)。

ーーどういうことですか?(笑)

まう:聞いたところ、ハーフツインが苦手らしいです。

ーーとなると、まうさんには一生、お団子ヘアで生きてもらうしかないですね。続いて、4日間を通して、おふたりでたくさんの時間を過ごしましたが、そのなかで最も印象に残っているシーンを教えてください。

バオ:初日に行った水族館。自分から頑張って喋りかけようとしたから、すごく印象に残っている。

まう:え~、頑張ったんだ! すごいすごい。

ーーなんかノリが軽いですね(笑)。

まう:(笑)。私が選ぶなら、最終日の告白のシーン。やっぱり好きな人から告白されてうれしかったし、バオくんの方がむしろ直前に付き合うことを不安がっていたから、「もしかしたら、告白に来てくれないかもな」って思っていたくらい。だから、想いを伝えられたときは本当に予想外だった。

ーーたしかに、バオさんは最終日の朝、思い出のアルバム作りの最中、ご自身が兵庫で、まうさんが東京出身と、お付き合いをしたら遠距離恋愛になることを懸念していました。まうさんはいま、当時を振り返ってどんなことを感じますか?

まう:う~ん、不安になっちゃったのもわかるかも。そもそも4日間を通して、ふたりで話せる時間も少なかったし、私の方からごはんのときにもっと喋りかけていたらよかったのかな?

ーーまぁ、ともあれ最後には付き合えたので……。

まう:結果オーライ!(笑)

・「まうちゃんしか考えられなかったから、告白しただけ」(バオ)

ーー改めて、お互いの最終的な決め手を聞かせてください。

バオ:それはムズいですね。

まう:それはムズいのか。

バオ:そういうの、あんまり考えていなくて。本当に直感で決めました。

ーー「この子が好きだから」と感じたから、単純に告白をしたという。

バオ:そんな感じです。もう、まうちゃんしか考えられなかったから、告白しただけ。

まう:それはうれしい。私は旅のなかでは話さなかったけれど、バオくんには付き合った後で、不安にさせられることがなさそうだなって考えていたんだよね。

ーー「不安にさせられること」とは、具体的に?

まう:いわゆる“恋愛あるある”じゃないですけど、他の女の子との関係とか。付き合う上で、私自身が無駄に苦しまないでいられるのかもしれないなって。なにより、バオくんは信頼できるし!

ーー素敵な関係性ですね。それでは最後に、お互いのTikTokから珠玉の一本を選んで、おすすめポイントと一緒にプレゼンしてください。これまでの『今日好き』カップルにインタビューを通して、成立後にTikTokでお互いの好きな投稿を、DMで密かに褒め合っているという例を数多く伺ってきました。もし、自分の彼氏/彼女の魅力を最大限にアピールするとしたら、どの投稿が最もよいと思いますか?

まう:え~、あるかな~。バオくんのTikTok、手撮りで歌っているだけのパターンが多いから、ちょっと雑いんだもん(笑)。でも、この投稿は好きかも。実はこれ、私が「踊ってよ」ってお願いをした曲なんです。

バオ:自分で観て思ったけれど、なんか……シュールだね。

まう:私は好きだよ。

ーーバオさんはいかがですか?

バオ:どれがいいんだろう……あ、これとか?(と、筆者の方にだけスマホの画面を向けながら)

まう:待って。バオくんが選んだ投稿、見なくても当てられる気がする。髪がロングのときのでしょ。これはもう絶対にロング!

ーー驚くことに、大正解です。よくわかりましたね。

バオ:ロングヘア、好きなんですよね。

まう:これは、バオくんが「これがいちばんいいな」って言ってくれた投稿なんですよね。すごくうれしかったから、ちゃんと覚えていたんだ~(笑)。

(文/取材=一条皓太)

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