『今日好き ニャチャン編』たいみなカップルインタビュー 「見た目だけじゃ分からなかった」2人の共通点

現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける恋愛番組『今日、好きになりました。』(ABEMA/以下:今日好き)。2024年4月29日にオンエアされた『ニャチャン編』最終話では、たいよう(忠村太陽)×みなつの“たいみな”カップルが新たに誕生した。

印象が180度異なる2人。”昭和のダンディズム”を彷彿とさせる渋さと飾らない魅力を持つたいようと、ムードメーカーで話し上手のみなつ。旅のなかでは、たいようの「ほかの人にない魅力」にみなつが強く惹かれていくところから恋がスタートしたが、実際に交際中の2人は、次々にお互いの共通点を見つけていったという。インタビューでは、見た目からは想像のつかなかったみなつの素顔と、彼女から「感情表現が少ない」と怒られながらも、みなつに心を開いているたいようのまだ見ぬ一面をお楽しみあれ。

・みなつの中身はギャルじゃない? 旅が終わり、増えていく共通点

――改めて、カップル成立おめでとうございます! お二人は一見雰囲気が違うけれど、その魅力にお互いが惹かれ合っていく姿に、見入ってしまった視聴者も多いはず。改めて、お互いの第一印象を教えていただけますか?

みなつ:番組内でも話していたと思うんですが、まさにたいようくんは「みんなとちょっと違う人」でした(笑)完全に直感でしかなかったけど、どうしてもちゃんと話してみたいと思っちゃった。なんでそう思ったかは言葉にできなくて、自分でも不思議な感覚です(笑)

たいよう:僕は正直、最初「喋りづらそう」と思っていました。ギャルっぽい子はあんまり得意じゃなくて、友人にもあまりいないタイプです。だからこそ向き合ってみたいな、とも思っていました。

みなつ:私たちって似てないなとも思うけど、付き合ってみたら、案外似てる部分もあって。たいようくんって、人に干渉しすぎないんですよ。私も同じで、あまり人に踏み込みすぎないし、LINEの返信も早くないんです。

――みなつさんがLINEの返信遅いのって、ちょっと意外かも?

みなつ:そうですよね、やっぱギャルだから(笑)。見た目が派手なのは自覚していたから、旅のなかではたいようくんに怖がられないようにって、けっこう気を使っていました。

たいよう:みなつさんはちょっとだけ、自分の母親に似てるんです。明るくて、喋りかけ続けてくれる感じ。だけどそれが苦じゃないって思えたのは、初めてのことでした。

――お互い、もともとどんなタイプの人が好きだったんですか?

たいよう:基本的には、喋ってくれる子が好きです。だけど、うるさくされるのも得意じゃなくて。みなつさんはなぜか、ちょうどよく感じた。

みなつ:私はもう、様子のおかしい人がタイプなんですよ(笑)。普段活動しているYouTubeグループでリーダー的な役割をこなしているので、逆に自分が頼れるような人のがいいのかなって思ったこともありました。だけどたいようくんと話してみたら、やっぱりこういう人が好きだなって。不思議な人だからこそ、たいようくんが気になったんです。

・話を振るのはみなつ、影で支えるのがたいよう

――じゃあ、実際付き合ってみてからは、たいようさんがみなつさんを頼っている感じですか?

たいよう:正直、頼りっぱなしですね……(笑)。

みなつ:私から話を振ることが多いからね。でも、頼れるところもあるんですよ。たいようくんってすごく優しい人だし、いつも影から見守ってくれている感じがするんです。この間、私がデート中に居眠りしてしまった瞬間があったんですけど、何も言わずに上着をかけてくれていたんです。そういうところはすごく歳上っぽいし、頼りになるなって思います。

たいよう:僕としては、あまり意識せずやった行動なので……こうして喜んでもらえると嬉しいです。

みなつ:けっこう外交的に見られることが多いんですけど、実際は1人が好きだったり、そっとしておいてほしいときがあったりするので、そういう時にたいようくんの距離感が、すごく心地良いです。

たいよう:静かな場所が好きだったり、意外と共通点も多いんです。

みなつ:人間性が似てるんですよね。普段は盛り上げ役を買って出ちゃうことも多いけど、素の自分は陰キャなので……2人でいる時はそういう自分をさらけ出せるので、すごく気楽です。

たいよう:ギャルっぽい子は得意じゃなかったけど、こんなに心優しい子もいると知れてよかった。旅のなかじゃなかったら、関われることもなかったと思うので……勇気をだしてみてよかったです。

――お互いを尊重し合っていて、なんだか大人な関係ですね。お互い、交際してから新たに生まれた不満などないですか?

みなつ:不満ではないんですけど、たいようくんって、本当に表情に出ないから。旅の中ではやっぱり、そこが不安でしたね。最終日のアピールタイムの手応えがなさすぎて、告白するときは本当に緊張しました。

たいよう:そんなつもりは全くなかった。普通に、嬉しいなって思っていました。もっと言葉にした方がいいんだって、分かってはいるんですけど……これから、少しずつ頑張っていきたいです。

みなつ:でも、旅の最中と比べると、色々話したり、伝えてくれるようになったんです。お互い通話が得意じゃないから、主にLINEでの会話が多いですね。

たいよう:声が聞きたくなる時もたくさんあるんですけど、いつも忙しそうだから……。

みなつ:ってことは、本当は通話したかったってこと?言ってよ~!(笑)

たいよう:5分とか、そのくらいでいいんですけどね。話したら安心できるときも、あると思う。

みなつ:じゃあ、たまにでいいから誘ってね。

たいよう:自分から誘うの、苦手なんですよね。同性の友達になら言えるんだけど……。

みなつ:少しづつでいいので、頑張ってくれたら嬉しい。こうやって少しづつ、心の鍵みたいなのが開いていくのが嬉しいから。うちらのペースでやっていけたらいいと思っています。

・お互いを思いやり合う、伸びしろしかない2人

――2人の関係は、まだまだここからですね。これからどんなことをしていきたいですか?

たいよう:みなつさんの笑顔が好きなので、これからも笑っている姿を見られたら嬉しいです。

みなつ:一緒に遊園地とかにも行きたい。絶叫が好きみたいなので、はしゃいでいる姿が見てみたいです。

――最後に、お互いの好きなところを教えてください。

みなつ:こんなに静かな子と付き合ったことはなかったんですけど、静かなのに色々気づいてくれて、優しいところが好きです。

たいよう:いつも、すごく頑張っていると思うから。YouTubeの撮影なんて僕には絶対ムリだけど、いつも明るくいようと、影で努力しているところが素敵だなと思っています。

みなつ:YouTube活動が長いから、人前では職業病みたいに明るく振る舞っちゃうことも多いんです。素の自分を出すのって怖かったけど、素の自分の方じゃないと好きになってもらえないって思ったから、最初から本当の自分で行こうと思えたのは大きかったと思います。飾ってない自分を知ってくれている人って、私のなかではすごく大切にしたい存在です。

たいよう:人と話すのは得意じゃないけど、それでも楽しいって言ってもらえることがすごく嬉しいです。少しでも力になれたり、癒せたらいいなと思っています。

(取材/文=ミクニシオリ)

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