大の里の勇姿たっぷり 北國新聞社が報道写真集

発売された大の里の写真集=20日午前10時45分、津幡町内の書店

 大相撲夏場所で津幡町出身の小結大の里(24)=本名中村泰輝(だいき)、二所ノ関部屋=が幕内初優勝したことを記念した報道写真集が20日、北國新聞社から発売された。史上最速で賜杯を手にした大器の勇姿をたっぷりと収録している。

 大の里にとって初の写真集。A4判カラー64ページで、優勝が決まったシーンのグラビアや初土俵からの取組、幼少期からの成長アルバムなどを記録した。定価1320円(税込み)。

 津幡町津幡のスガイ書店では、外壁の掲示板で写真集を大々的にPR。同書店専務の吉田由記子さん(63)が描いた似顔絵や、「本当におめでとう」「去年の洪水、今年の地震もあった中での久しぶりのうれしいニュース」と記した手書きのポスターなども掲示している。

 写真集を購入した沢野建設工房(かほく市)専務の澤野幸樹さん(35)は「地元の希望の星。大の里が優勝し、相撲に興味を持つようになった」と話した。吉田さんは、大の里が土俵上で汗を拭うタオルをきっちりと畳んで渡す礼儀正しさが好きで、「タオル王子」と命名。「つらいことばかりだったが、津幡町がパッと明るくなった。心の励みです」と笑顔で語った。

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