ロマンス詐欺で2070万円振り込む 群馬・桐生市の61歳男性

 群馬県警桐生署は19日までに、交流サイト(SNS)を通じて恋愛感情や親近感を抱かせ、金銭などをだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の手口で、桐生市の男性会社員(61)が現金約2070万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 同署によると、男性は昨年12月下旬、マッチングアプリで知り合った日本人女性を装う人物から、SNSで「叔父は私に為替取引を教えてくれた。お金を稼ぐ方法を教える。50万円あれば十分だが、3回の取引で100万円に変えられる」などと誘われ、投資用アプリをインストール。その後、同29日~今年5月21日までの間、投資や保証金名目で計20回にわたり、計2070万999円を指定口座に振り込み、だまし取られた。

 女性ややりとりをしていた投資運営会社からの返信が途絶えたことから、同署に5月下旬、相談した。

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