藤井聡太八冠、負ければ初めてタイトルを失う「運命の最終戦」 大勢のファンが決戦の行方見守る

メ~テレ(名古屋テレビ)

愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠に同学年の伊藤匠七段が挑む、叡王戦五番勝負の第5局。八大タイトルを独占し続ける藤井聡太八冠。その一角が崩れるのか。守り切るのか。運命の対局の行方は──

決戦の舞台「常磐ホテル」には、朝から地元の将棋ファンが記念撮影に訪れるなど、会場周辺も盛り上がりを見せています。 「きょうは天下分け目の戦いだから、勝ってもらわな困る」(地元の将棋ファン 90代) 近くの施設から駆け付けたという将棋ファンのお二人。手作りのうちわを手に藤井八冠にエールを送ります。 藤井八冠にとっては、負ければ初めてタイトルを失う運命の最終戦。 午後には、大盤解説が始まり決戦のゆくえを見守ろうと大勢のファンが列を作りました。 「ここ(山梨)で開催されるのを待ち望んでいました。若い二人なのでどっちが勝ってもいい。開催されることに意義がある」(地元のファン 50代)

「聡太先生と匠先生の対局が見れなくなると思うと寂しい」

藤井八冠の対局があれば、海外でも駆けつける熱烈なファン、“藤井推し”の皆さんもいました。 「ドキドキしています。絶対防衛なんですけど、最後までは気を緩められない挑戦者の伊藤先生も強いので、最後まで応援も手を緩めずに、気を緩めず、手を抜かず、全力で応援します。八冠は絶対譲れないです」(藤井推しの二人) 一方、伊藤七段を応援するファンの姿も。 「私は伊藤匠挑戦者、夫は藤井叡王のファン。どちらかが勝って負けるのはしょうがない。ドキドキとわくわくと楽しみにしています」(伊藤七段のファン) 藤井八冠の地元、愛知県から訪れたファンも。 「瀬戸のくす玉を割るところにも行きたいけど、分身ができないので、51対49くらいでこちらが勝った。聡太先生と匠先生の対局が見れなくなると思うと寂しい。ずっときょうが続いてくれたらいい」(愛知から来たファン)

叡王防衛を祝うくす玉も

藤井八冠の地元、愛知県瀬戸市の「せと銀座通り商店街」ではシャッター大盤の周辺にファンが集結し、固唾をのんで対局を見守っています。 「3年も4年も前から1回見たかった。シャッター大盤の棋譜を」(岐阜県から) 「ここで見るのと家のパソコンで見ているのは盛り上がりが違う。聡太くんの棋譜を見ても、調子いいみたい」(愛知・豊田市から) 集まったファンの中にはこんな人も── Q.きょうはどこから? 「東京から来ました」 なぜ、現地の山梨県ではなく瀬戸市にやってきたのでしょうか? 「きょうは最終局だし、絶対瀬戸市で応援したいと思い、何かあるたびに、聡太先生の応援は、瀬戸市でしたいという気持ちが強くなって」(東京都から) 午後2時頃には叡王防衛を祝う、くす玉が設置され、応援熱が高まる瀬戸市。 シャッター大盤の生みの親、飯島さんも── 「安心しては見られないけど、流れ的には藤井叡王に来ているかな。信じるしかない」(シャッター大盤の生みの親 飯島加奈さん) ちなみに飯島さん、今日の朝、とてもいい夢を見て起きたといいます。 「きょう、くす玉を早い時間に割ってしまう夢を見て起きたので、いい夢見たなと思って、それが実現するんじゃないかと思っています」(飯島さん)

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