【ガーデニング】草むしりの救世主〈グランドカバーおすすめ5選〉成長穏やかでお手入れ簡単な地被植物

雑草対策の「グランドカバープランツ」上手に選んできれいなお庭を!

雑草がぐんぐん成長する、この季節。「草むしりが大変だから、グランドカバー植物を植えてきれいなお庭を保ちたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

しかしグランドカバー植物の中には、生育旺盛で繁殖力が強すぎるものや、枝葉が密にならず雑草と共存してしまうものもあります。

「グランドカバー植物の管理が大変で、草むしりの方が楽だった」と後悔しないために、育てやすいグランドカバー植物を知っておきましょう。

この記事では、雑草対策になり、成長が穏やかでお手入れが楽なグランドカバー植物5選を、参考価格とともにご紹介します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介する「成長穏やかでお手入れ簡単なグランドカバー植物」

【写真1枚目/全6枚】可憐な小花を咲かせる「カーペットカスミソウ」他、2枚目以降で「成長穏やかなグランドカバー植物」を紹介します
  • シバザクラ[常緑]
  • クリーピングタイム[半落葉]
  • タマリュウ[常緑]
  • アジュガ[常緑]
  • カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)[落葉]

草むしりの救世主!日なたでも成長穏やかなグランドカバーおすすめ2選

シバザクラ[常緑]

株いっぱいにキュートな花を咲かせる「シバザクラ」

ソメイヨシノが散った後、サクラに似た花を咲かせるシバザクラ。花色はピンク・白・うす紫など、キュートで春らしい色合いの品種ばかりです。株いっぱいに花を咲かせるため、満開の時期は地面がサクラの絨毯のように美しくなりますよ。

日当たりのよい場所に植えると花付きがよくなります。お手入れは1年に1回だけでOK。花が終わった後に、草丈を下げる「刈り込み」と、広がりすぎた枝を切る「切り戻し」を行っておきましょう。梅雨前に作業しておくと、元気に夏越しできますよ。

※参考価格:100~400円前後(3~3.5号ポット苗)

クリーピングタイム[半落葉]

春~初夏に白やピンクの小さな花を咲かせる「クリーピングタイム」

クリーピングタイムは、春~初夏に白やピンクの小さな花を咲かせます。多少の踏みつけには耐えることができ、踏むとよい香りが広がる、楽しいグランドカバー植物。玄関アプローチや庭の小道など、人が通る場所の雑草対策におすすめです。

日当たりと風通しのよい場所で元気に育ちます。花後に刈り込みや切り戻しを行っておくと、夏越ししやすいでしょう。寒冷地では冬に地上部が枯れますが、春にはまた芽吹きます。

クリーピングタイムは料理に使うコモンタイムの仲間ですが、食用には向きません。

※参考価格:150~600円前後(3~3.5号ポット苗)

草むしりの救世主!日陰でも育つグランドカバーおすすめ3選

タマリュウ[常緑]

細く上品な葉が密集する「タマリュウ」

タマリュウは細く上品な葉が密生します。成長がゆっくりで丈夫なため、コンクリートの目地や狭い場所のグランドカバーにもおすすめ。広い場所を覆いたい場合は「タマリュウマット」を購入すると、植え付けが簡単です。

初めから密生させて植えられるので、植物が地面を覆うまでの草むしりもほぼ不要。日なたでも日陰でも育ち、暑さ寒さや病虫害にも強い優等生です。グランドカバー植物では珍しく、ほぼほったらかしOKなのが嬉しい特長。コンクリートの目地など、乾燥しやすい場所では水やりをしてください。

※参考価格:50~200円前後(2.5号ポット苗)、2400~3000円前後(30×60cmマット)

アジュガ[常緑]

花もリーフも楽しめる「アジュガ」

春から初夏に、青や紫、ピンク色の小さく可憐な花を穂状に咲かせるアジュガ。葉色のバリエーションが豊富なので、冬でも地面を覆いつつ、日陰の空間に彩りを添えてくれますよ。

春に固形肥料を与えると花付きがよくなります。暑さと水切れに弱いので、日陰で乾燥に注意して育てましょう。広がりすぎてしまったら、春か秋に好みの場所で切り戻してください。
※参考価格:300~500円前後(3~3.5号ポット苗)

カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)[落葉]

野趣あふれる白い小花を咲かせる「カーペットカスミソウ」

カーペットカスミソウは春から初夏にかけて、野趣あふれる白い小花をたくさん咲かせます。ナチュラルガーデンにぴったりの雰囲気で、玄関アプローチや花壇の縁取りにおすすめです。

風通しのよい半日陰で元気に育ちます。花後に刈り込みや切り戻しをしてあげると夏越ししやすいでしょう。高温多湿に弱いため、寒冷地向きの植物です。

※参考価格:300~700円前後(3~3.5号ポット苗)

雑草対策の「グランドカバープランツ」上手に選んできれいなお庭を!

草むしりの救世主になってくれる、成長が穏やかでお手入れが楽なグランドカバー植物5選をご紹介しました。お庭にお迎えしたい植物はありましたか?

植える地域や環境によって成長スピードは変わりますが、今回ご紹介した植物を植えれば、草むしりよりは低い頻度のお手入れで、きれいなお庭を保てますよ。

メリットが多いように思える成長が穏やかなグランドカバー植物ですが、唯一のデメリットは、植物が地面を覆うまでの間、草むしりが必要になること。そのため、初めからあまり間隔をあけずに植えておくのがおすすめです。

成長が穏やかなグランドカバー植物を植えて、きれいなお庭を保ちましょう。

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