徳島都市開発に対し地権者へ291万600円を支払うよう命じる判決 賃料の減額を巡る裁判【徳島】

徳島市の第三セクターでアミコビルを運営する徳島都市開発に対し、6月19日、徳島地裁は地権者へ291万600円を支払うよう命じました。

この裁判では、徳島都市開発がコロナ禍でビルの価値が低下したことを理由に、アミコビルの一画の賃料を2021年12月までの期間限定で安くすると地権者と合意した契約について、期間終了後もこれが有効であることの確認を求めていました。

両者はその後については協議するとしていたものの主張が異なり、地権者側は差額の支払いを求めて反訴していました。

19日の判決で徳島地裁の光吉恵子裁判長は、徳島都市開発の訴えを「理由がないことから棄却する」とし、地権者側の反訴を「理由があることから認容する」として、徳島都市開発に291万600円の支払いを命じました。

徳島都市開発は「担当者不在のため、コメントは差し控える」としています。

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