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静岡県富士市の製紙会社で、ロール機の清掃作業をしていた従業員が死亡した労災事故を受け、富士労働基準監督署が会社と管理課の課長を書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、富士市の製紙会社と管理課の課長(69)です。富士労働基準監督署によりますと、2023年5月23日午後7時半過ぎ、製紙会社の工場内で男性従業員(46)がロール機の清掃作業を行っていたところ、ロール機に巻き込まれて死亡する労働災害が発生しました。
機械の清掃作業を行う際、従業員に危険を及ぼす恐れのある時は機械の運転を停止しなければならないとされていますが、課長らはその措置を怠った疑いがもたれています。
2023年、県内の製造業で死亡する労働災害は6件発生していて、近年高止まりをしているということで、労基署が注意を呼び掛けています。