『太陽を抱く月』のヒットで「自分を縛った」と告白したヨ・ジング。長い子役生活で感じた弊害とは?

6月19日に放送されたトーク番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』(tvN)では、俳優のヨ・ジングが長い子役時代で感じた葛藤について語った。

ヨ・ジングは、「(子役として出演した)『太陽を抱く月』『会いたい』『ファイ 悪魔に育てられた少年』の3作品がヒットしたことで、自分自身を縛ってした。常に良い姿を見せなければならないと思い、自分を閉じ込めたと思う。以前は演技が楽しかったのに、その時は上手くやらなきゃと思って楽しめず、悲しかった」と述べた。

また、「撮影現場に行くのは楽しくて幸せなことだったのに、宿題が山積みの場所に行く感じだった。その時に出演した作品があまり愛されなかったことで、自分を責めたりもした」と打ち明けた。

「20歳の時に大学に進学したが、授業料の支払い方や銀行の利用方法、バス路線もよくわからなかった。演技ばかりして生きてきたんだと思った。世間話もできず、社会性に欠けていたことに気づいた」

だからヨ・ジングは「1人で即興的に釜山行きのKTXに乗った」という。

(画像=tvN)

「汽車に乗っていたら、急に雪が降り始めた。ちょうどKTXも止まってしまい、ちょっと降りて雪を見てから乗ろうとしたら、一回降りたら終わりだった。それで切符を買い直したりした思い出がある」と笑った。

彼は、ターニングポイントになった瞬間を次のように語っている。

「『こんなふうに生きたくない』という思いがあった。釜山に行く時も怖くて身を固めて出かけた。でも自由に降る雪を見ながら、僕も自由になりたいはずなのに、なんでまたこうしているんだ、と思った。(釜山に行って)お店に入って食事をしたら、店の方が『世子様が来た』と言ってご飯を大盛りにくれたりした。自分自身を褒めたい瞬間だった。20歳の時に多くのことを経験した」

ヨ・ジングは6月21日に韓国で公開される『ハイジャッキング』に主演。劇中、民間飛行機をハイジャックするヨンデ役で悪役に挑戦した。

(記事提供=OSEN)

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