高校生が高齢者に手作りお菓子届ける 春からレシピ考案し試行錯誤「めっちゃ喜んでくれてうれしかった」 岡山市

食について学んでいる岡山市の高校生がお菓子を手作りし、地元の高齢者に届けました。

お菓子を作ったのは、岡山市の興陽高校の家政科で食について学んでいる生徒約10人です。興陽高校は地域の高齢者にお菓子を届ける取り組みを1994年から行っています。

2024年のテーマは素材本来の味をうまく生かしたお菓子作り。

カボチャをペースト状にして特製の「あん」を作り、どら焼きで挟んだ班も―。

(生徒は―)
「カボチャあん。少し甘味もあって、そこを楽しんでもらいたい」

一方、同じカボチャという素材を、角切りにして使った班もありました。

(生徒は―)
「カボチャの食感を生かしたくて」

この他、バナナやサツマイモ、ヨモギやブルーベリーなどを使って6種類のお菓子を作りました。

生徒らは春からレシピを考え、何度も試作品を作るなど試行錯誤を重ねてきました。

できあがったお菓子はきれいにラッピングし、お品書きに手書きのメッセージを添え30人の高齢者に届けます。

(地域の人は―)
「うれしいです。皆さん、いつも心に掛けてくれてありがたいです」

(生徒は―)
「めっちゃ喜んでくれてうれしかったです」
「食感と食べやすさを頑張りました。どうにか無事にできてうれしいです」

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