退社後も舞台での活躍が期待される前川優希

俳優の前川優希が17日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、6月いっぱいで所属事務所「スペースクラフト・エージェンシー」を退所することを発表した。

前川は、《所属事務所であるスペースクラフト・エージェンシーとの契約期間満了につき、6月30日をもって専属契約を終了します》と報告。

《9年間もお世話になりましたが、今一度自分を見つめるためこの決断をしました》と説明し、今後はフリーとして活動することを明かした。

東京生まれの前川は2015年、高校在学中にNHK Eテレ「Rの法則」で芸能界デビューを果たした。

その後、2.5次元の舞台を中心に活動し、2019年には同じ事務所の俳優4人との新感覚アーティストグループ・TFGとしてメジャーデビューを果たした。

自身の誕生日である同年12月17日に初のバースデーイベントを開催し、同日に初の写真集「優しい花と笑い声」を発売。

昨年7月、初のワンマンライブ「EAR/NEST」を東京・大阪で開催。そして、同年11月、舞台「青いはる」にて舞台の総合プロデュースに初挑戦し、脚本・演出を務めるなど活動の幅を広げていた。

「わざわざ通った北海道の高校ではすでにエンタメ業界を意識したコースに在籍。高校時代からいろいろやりたいことがあり、それを着々と実現できていた。演じるだけではなく、〝作り手〟としても才能を発揮していたが、おそらく、事務所に所属していない方がいろいろ自由に活動できることをここに来て確信。今回の決断に至ったのでは。同じ事務所は退所するタレントが多かったので、退所に向けた準備は進めていたのだろう」(演劇業界関係者)

役者と歌手業をこなしていたが、退所後、どんな仕事からスタートさせるのかが注目されるし、ファンも1日も早い再始動を期待しているはずだ。

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