文化や歴史ある観光地を好む「フランス」の観光客がターゲット 島根県と岡山県が合同で視察ツアーを企画 歴史ある観光地を巡り県の魅力をPR 島根県

地方の魅力をPRします。島根県は岡山県と合同でフランスの旅行会社などを招き、6月20日から5日間の日程で視察ツアーを行っています。

島根県内を視察したのは、フランスの旅行会社3社とJALパリ支店の関係者などです。来年行われる大阪万博を前に、文化や歴史ある観光地を好む傾向にあるフランスの観光客をターゲットに広域的な周遊観光をしてもらおうと、島根県と岡山県が合同で視察ツアーを企画。県の魅力をPRしました。

初日の20日に一行が訪れたのは、昔ながらの日本の街並みが残る出雲市平田町の「木綿街道」。100年以上続く醤油店で醤油の味比べをしたり、醤油のスイーツを試食したりして、日本の食文化を体験しました。また、国の登録有形文化財に指定されている本石橋邸では、1750年ごろに建てられた住宅を見学。歴史情緒あふれる平田の街並みを散策しました。

JALパリ支店 ベラバッチ・ジャメルさん

「フランス人は文化的なものを求めているので、こういう体験はすごくいいと思います。日本にすでに1,2回来てる人が多いと思うんですけど、さらに知らない地方の田舎のところに行きたいという傾向があると思います」

島根県 国際誘客係 滿田愛子さん

「こういった視察ツアーで木綿街道を入れることは実はあまりないんですけど、文化に興味を持たれる傾向がフランスの方は強いので、すごく真剣に話を聞いてくださって興味をもっていただけてよかったなと思います」

一行は21日まで出雲市や松江市で視察を行い、22日からの3日間は岡山県の観光地を訪れる予定となっています。

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