レアル・マドリードがエムバペの鼻骨骨折でヒヤヒヤ。夏のプレシーズンの予定にも影響か…

首脳陣やきもき…スケジュールに支障が生じる可能性。

2024-25シーズンのスペイン1部レアル・マドリードへの加入が決定しているフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)だが、ドイツEURO2024のオーストリア代表戦で負った鼻骨骨折が新天地での思わぬところにも影響を及ぼそうとしている。

日本時間6月18日のEUROでの一戦で負傷したエムバペは試合直後、鼻骨の整復を行ったことで、今大会中の手術を回避した。折れた骨がつながってきていると確認されれば、フェイスガードで骨折箇所を固定・保護したうえでプレーできる。もちろん骨折箇所はまだ脆いため、再び故障するリスクもあり、復帰のタイミングには気を配ることになる。

現地メディアによると、フランス代表はオーストリア戦で勝点3を獲得できたこともあり、まずオランダ戦を回避し、第3戦のポーランド戦で復帰可能か様子を見るのではないか――ということだ。つまり、エムバペ不在で決勝ラウンドに進めれば、フランス代表としても理想的と考えているようである。

さらに、EURO前にパリ・サンジェルマンを経てフリーエージェントでの加入を発表しているレアル・マドリードは、この新エース候補の名誉の負傷にやきもきしているという。

フランス大手『レキップ』は6月19日、「レアル・マドリード、キリアン・エムバペの負傷を懸念」と題したレポートを掲載。「マドリードはエムバペの鼻のケガの経過を注意深く見守っているが、この負傷によって、彼のプレゼンテーションや夏のプレシーズンのスケジュールに支障が生じる可能性が出てきた」と伝える。

もしも手術が必要となった場合には、組まれていたイベントなど大幅な変更を余儀なくされるかもしれないというのだ。当初の「手術は回避された」という情報に、レアル・マドリードの首脳陣も一旦は胸を撫で下したというが、今後のEUROでのエムバペの戦い、そして彼が改めてレアル・マドリードでの詳しい診断を受けるまでは……ヒヤヒヤしているという。

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フランス代表は日本時間6月22日4時から、EUROのグループステージ第2戦でオランダ代表とレッドブルアレーナ・ライプツィヒで対戦する。

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