猛烈な暑さに備えて… 省エネ家電購入支援「第2弾」も【長野】

県が乗り出した危険な暑さへの備えです。熱中症予防として今月始まった取り組みもあれば、地球温暖化対策という抜本的なキャンペーンも。

補正予算案にはおよそ5億円が計上されました。

梅雨入り前で、この暑さです。20日の県内はおよそ3分の1の観測地点で30℃を超える真夏日となりました

■長野市内から(30代)
「暑いよね。まだ6月なんて信じられない。夏、40℃くらいになっちゃいますかね」

最高気温32.3℃となった長野市の公園では、子どもたちが水遊びで暑さをしのいでいました。欠かせないのが、水分補給です。
多くの家族が、自宅から水筒を持参していました。

■上田市内から(30代)
「いつでも飲めれば熱中症対策になる。このご時世お金がかかっちゃうときついんですけど、無料だとうれしい」

この公園には、無料で飲用水を補給できる蛇口が設置されています。
実は、こうした「給水スポット」は県内に652カ所あり、県は、地図にまとめて14日からホームページで公開を始めました。
こまめな水分補給で熱中症を防ぐのが主な狙いです。
「給水スポット」は意外な所にも。

長野市役所の一角です。
職員の利用が多いですが、長野市民にも限らず誰でも利用できます。

■来庁者(長野市内から・20代女性)
「レジに並んだり待っている間に(子どもが)ぐずっちゃったりするので、(店と違い)周りを気にせず(水分を)とれるというのはとてもありがたい」

季節先取りの暑さが続く中、20日、「環境と暮らし」をテーマにした県民意識調査が公表されました。
地球温暖化への関心について、「ある」「ある程度ある」が合わせて9割超えという結果に。
■小泉進次郎・環境大臣(当時)
「気候非常事態宣言に加えて、二酸化炭素の排出ゼロ宣言。これを同時宣言するというのは日本の中でも初めてです」

県は、2019年から「気候非常事態宣言」を掲げて地球温暖化対策に取り組んでいます。

■吉田一平アナウンサー
「今回の世論調査では、県の気候非常事態宣言に協力できることとして最も回答が多かったのが「ごみ削減やリサイクル」で63.8%。次いで「省エネ家電への買い替え」となりましたが、30.9%と大きく差が開きました」

そんな中、県は20日、議会に30億円余りの補正予算案を提案しました。
その内、およそ5億円の計上となったのが…

■阿部知事
「エネルギーコストの削減と脱炭素化の推進としては、省エネ性能の高い家電製品の購入を支援する「信州省エネ家電購入応援キャンペーン第2弾」を実施します」

省エネ性能の高いエアコンなどを購入すると…
キャッシュレス決済サービスで使えるポイントが付与される、という仕組みです。
キャンペーンは8月中に始まる予定です。

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