韓国政府「露朝による条約締結・軍事技術協力の公式言及は “遺憾”」

北朝鮮のピョンヤン(平壌)で19日に開かれた露朝首脳会談について、韓国政府は「今回の(ロシア大統領による)訪北の結果、われわれを含めた国際社会の度重なる警告にもかかわらず、ロシアと北朝鮮が包括的戦略パートナーシップ条約を締結し、国連安保理決議を正面から違反する軍事技術協力などを公に言及したことに対し、遺憾を表明する」と伝えた。

韓国外交部(外務省)の報道官は20日の定例会見で「今回のウラジミール・プーチン・ロシア大統領による訪北に関して、わが政府はプーチン大統領の訪北以前から関連動向を注視していた」と語った。

つづけて「われわれは、露朝間の包括的戦略パートナーシップ条約など今回の訪北結果全般に関する綿密な分析と評価にしたがって、同盟国や友邦国たちを含めた国際社会とともに、われわれの安保を脅かすいかなる行為に対しても、それに応じた厳重かつ断固とした対応に乗り出していく」と語った。

韓国政府はこの日、国家安全保障会議(NSC)の常任委員会を主宰し、今回のプーチン大統領による24年ぶりの訪北結果と、公開された包括的戦略パートナーシップ条約の全文を分析し、第1次評価を発表する予定である。

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