特定外来生物「ヌートリア」中島で捕獲 愛媛県内で初 草むらで住民が発見

先月、松山市の中島沖で県内で初めて確認された特定外来生物の「ヌートリア」が20日、捕獲されました。

先月、松山市の中島沖で泳いでいるのが確認された南米原産の哺乳類で特定外来生物の「ヌートリア」。

きょう。

記者:

「こちらゲージの中にいるのはきょう捕獲されたヌートリアです。大きさはネコよりも一回り大きいといった印象です」

中島の小浜地区の草むらにいたところを近くの住民が発見、情報を受けた松山市が捕獲しました。

ヌートリアは、オレンジ色の前歯が特徴で、西日本を中心に生息域を拡大。中国地方などでは農作物が食べられる被害が確認されています。

今回捕獲された個体は胴の長さ35センチ、しっぽの長さは34センチで、今のところ人や農作物への被害は確認されていません。

松山市によると、捕獲された個体が、先月目撃された個体なのかは不明で、あすから中島で他の個体がいないか、ため池の堤防に巣穴を作っていないかなどを調査する予定です。

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