もう泣きそう!『シャドバ』8年間の集大成だった「RAGE Shadowverse 2024 Summer GRAND FINALS」現地レポ

もう泣きそう!『シャドバ』8年間の集大成だった「RAGE Shadowverse 2024 Summer GRAND FINALS」現地レポ

ついにこの日が来てしまった。

6月16日、ベルサール秋葉原で開催された「RAGE Shadowverse 2024 Summer GRAND FINALS」は、現行の『Shadowverse』で行われる最後のRAGEです。当日は多くの来場者が訪れ、熱気溢れる一日となりました。

会場では、決勝トーナメントだけでなく、『Shadowverse』の8年間の歴史を振り返るサイドイベントや展示が充実していて「ああ、一生ここに居たい」って感じでした。

今回は写真多めでいきますよ!

◆「RAGE Shadowverse 2024 Summer GRAND FINALS」イベントレポート

会場は、おなじみのベルサール秋葉原。かつては幕張メッセや秋葉原UDX、有明セントラルタワーホールだったこともありましたが、すっかりここが定着しましたね。アクセスが良くてマジで神でした。

当日は、過去最大級の人の多さだった気がします。なんか前列の方では、久々にRAGEに遊びにきた者同士の同窓会みたいな感じになってました。

いや、泣きそうなんですけど……。こんな感じで、1階のサブステージではひたすらエモいイベントが炸裂していました。
マヂカルラブリーによるシャドバ番組「#マヂカルシャドウバース」もついに最終回(?)公開生放送でしたが、相変わらず野田クリスタル氏は自由奔放でした。
『シャドバ』初期から配信や公式番組で盛り上げてきた、もこう氏も参戦。リグゼ氏との絡みがエモすぎる。
同じく、黎明期からシャドバを支えた、かものはし氏とRaMu氏も駆けつけました。相変わらずの程よいディスりで、一区切りとなるRAGEを盛り上げます。
いや、泣きそうなんですけど……(2回目)。

あまりにもエモいイベントの連続に心が持たないので一旦、外へ。流石、秋葉原ということで外国人の通行人がめちゃくちゃ多い!

カナダから遊びにきたという、通りがかりの海外観光客さんも、『Shadowverse』未プレイながらも、熱心に試合の行く末を見守っていました。

エモすぎる展示“その1”、「Shadowverse ALL Additions Showcase」です。第1弾~第32弾全てのカードパックバナーとリアルプロモーションカードが展示されていました。

『Shadowverse』の歴史を一望。普通にエグイです。いや、もう無限に写真撮れるんですが……。

展示を食い入るように見ていた女性に話を聞いてみたところ、今回のイベントの1番のお目当てがこちらのショーケースだったとのこと。思い出のカードパックを鑑賞しながら、当時の環境での思い出を熱く語ってくれました。

エモすぎる展示“その2”、『Shadowverse』のプロ選手、声優、実況者などの関係者のサイン展示です。

優木かな氏、杉田智和氏、諏訪部順一氏といった、劇中キャラクターたちを演じる声優陣のサインも並び、ファンにはたまらない空間でした。

会場でファンとの交流を楽しんでいた、野生のリグゼ氏を激写!

リグゼ氏は、ファン投票で決定する「最も選手で貢献した部門」を受賞されていました。おめでとうございます!

公式物販も充実も最後ということで気合が入っていました!

『Shadowverse』のキャラクターグッズや限定アイテムが所狭しと並び、ファンたちは目を輝かせながら商品を手に取っていました。

税込3,000円以上お買い上げの方にプレゼントされる限定ショッパーを抱え、会場を回るファンの姿も。

地下1階のメインステージでは、いつもどおり決勝トーナメントです。人口がヤバすぎて、入場規制が掛かっていました。

メインステージの席が空くのを待っていたファンも多く、RAGEのスタッフさんが常にインカムで空き状況を常に確認していました。

決勝戦に進んだのは、N/S選手と藤原優斗選手。

藤原選手の顔に見覚えがある方も多いのではないでしょうか。そう、「RAGE Shadowverse 2023 Winter」での独特なプレイスタイルが話題になったWinter選手です。今回は「藤原優斗」と名前を変えて参戦。

前回、物議を醸したプレイスタイルは今回も健在です。ただ、勝ち確の盤面になると、人が変わったように爆速でプレイ!

その瞬間、会場からは大きな歓声が上がりました。な、なんか、愛されてきてる……!!

8年間の集大成となる本大会を制したのはN/S選手でした。N/S選手が優勝トロフィーを持ち上げた瞬間、観客からの割れんばかりの歓声と拍手が会場を包みました。

【N/S選手の優勝コメント】
「プレーオフ進出自体が初めてだったので、このわずかなチャンスを(優勝という形で)モノにできたのは嬉しいですね。」

「自分はずっとRAGEに参加してきて(ちゃんと練習している期間が長かったわけではないものの)全くやらなかったという期間はなかったので、地道な積み重ねがこの結果に結びついたのだと思います」

なんとも8年の締めに相応しい、重い一言……。

◆待望の『Shadowverse: Worlds Beyond』新情報!

「RAGE Shadowverse 2024 Summer GRAND FINALS」を締め括ったのは、「しゃどばすチャンネルSP第31回 オフラインで8周年記念生放送」。2024年夏頃リリースを控えている『Shadowverse: Worlds Beyond』に関する重大発表があるということで、夜遅くにも関わらず、決勝戦後も多くの観客が会場に残りました。

さあ注目の新情報ですよ!

「リリース延期」えええええええええ!!??

さらなるクオリティアップのため『Shadowverse: Worlds Beyond』のリリースが2025年春予定となるそうです。心待ちにしていたファンとしては心苦しいですが、よりパワーアップしてリリースされることを楽しみに待ちましょう。

プロリーグについては2025年春頃まで活動停止となりますが、その間はファンミーティングのような、選手とファンが交流できるイベントを実施予定とのことです。

「RAGE Shadowverse」については、現在の個人戦の形式での開催は一時中断。代わりに、現行の『Shadowverse』アプリにて、3人1組のタイムスリップローテーション形式でのチーム戦が開催されます。

2024年7月から予選大会が開催され、2025年3月に行われる「GRAND FINALS」に向けて、3回のオンライン予選に加え、愛知・福岡・千葉・北海道・京都の5都市でオフライン予選も開催予定です。

GRAND FINALSの優勝賞金は1,500万円。副賞としてもらえるゲーム内優勝称号は、『Shadowverse: Worlds Beyond』にも引き継ぎ可能です。

「ES大会」および「ES地方大会」、「Shadowverse University League」については、現行の『Shadowverse』で引き続き実施予定です。

(今度こそ)これが最後の現行『シャドバ』の大会です。昔のデッキも使えるので、昔やっていた人たちは、その頃のデッキを掘り起こして出場するとワンチャンあるかも。

◆『Shadowverse: Worlds Beyond』へさらに高まる期待

この8年間でいろいろなことがありました。

今回の『Shadowverse: Worlds Beyond』のリリース延期に対してネガティブな声もあり、これを機に“シャド活”をお休みする方もいるかもしれません。

その一方、これからも変わらず愛し続けるファンも多く、会場でも「私はもうシャドバをやっていないけど、子どもがBeyondを楽しみにしている」という会話がありました。

世代を超えて受け継がれていくシャドバ』、8年間の長さを実感しました。

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