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佐藤隆太さん、岡田義徳さん、塚本高史さんが、“ライフワーク”ともいえる作品への愛と、3人の絆について語りました。
【写真11枚】『THE3名様Ω』仲良くタイトル文字を書く佐藤隆太・岡田義徳・塚本高史の写真を見る
2005年に実写ドラマとしてスタートした『THE3名様』は、石原まこちん先生による日本の同名漫画を原作に、ジャンボ(佐藤隆太)、まっつん(岡田義徳)、ミッキー(塚本高史)の3人組のフリーターが、深夜のファミレスでダラダラとゆるい会話を繰り広げる様子を描いた“だけ”の脱力感のあるゆるい内容が話題となったドラマ。舞台、アニメ、映画と、カルト的な人気を博してきた人気シリーズです。
現在、『THE3名様Ωプロジェクト2024』として、FODにて連続ドラマ『THE3名様Ω』が配信中、8月30日からは『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』の公開も決定した、佐藤さん・岡田さん・塚本さんに、シリーズにかける思いや、実は言いたかった本音などを聞きました。
ドラマさながらの3人の息の合ったかけ合いをお楽しみください。
<佐藤隆太×岡田義徳×塚本高史 インタビュー> <佐藤隆太×岡田義徳×塚本高史 インタビュー>
――最初のDVDシリーズから19年目を迎えます。改めて『THE3名様』は皆さんにとってどんな作品なのでしょうか?
岡田:ライフワークです!
佐藤:あら、素晴らしい!是非そうしたいですね。
岡田:そうなればいいなっていう思いも込めて。
佐藤:僕もライフワークです!
塚本:ライフワークです!いつまでも続けたいし、続いていくといいよね。今回は連ドラだったので次は何がいいかね?3名様っていつも仕掛けていくじゃない。
佐藤:最初のシリーズはDVDだけのリリースだけでしたからね。
岡田:またDVDに戻るとかね。
塚本:DVDはモノとしてジャケットがあるという良さもあるよね。
佐藤:確かにね。あとは舞台とかね。以前1回だけお祭り的な舞台をやりましたけれど、塚本さんが舞台は基本的にNGな方なので。
塚本:でもこの3人で、“1日限定イベント”としてならね。
佐藤:2DAYSはどうですか?
塚本:いやいや、1DAYで。
岡田:えー、1DAYですか?この間、2DAYSまで大丈夫って言ってくれてたよ。
塚本:まあ、お客さんが来るならね。もう年なんで1日2公演で。
岡田:2DAYSでそれぞれ違うことやるのは?同じことをやるのは嫌なんでしょ?
塚本:でも、そうしたら内容が変わるからもう1つ覚えないといけなくなる。
佐藤:じゃあ、2DAYSにして塚本さんに関しては、2日目は違う人が出るっていう。
塚本:そうしたらもう1日目から俺でなくていいだろ!
岡田:塚地(武雅)さんが来ます。
塚本:これ見たら本当に塚地さん来ちゃうぞ!
佐藤:来年には20周年も控えているので、新作のリリースとしては難しいかもしれないけれど、イベントはやりたいですね。その時は2DAYSですよ。
塚本:俺のスケジュールを2日空けるの大変だぞ。
岡田:そこを何とか。大晦日と元旦とかなら?
佐藤:その2DAYSは俺も避けたいわ(笑)。
塚本:最初のDVDが出たのが8月3日なんで、来年の2025年8月3日にやりましょう。
佐藤:できれば、ビッグボーイ(※作品の舞台になっているファミレスチェーン)さんを貸し切ったイベントもやりたい。僕らがお客さんをもてなすという。
塚本:それいいね。
岡田:それを配信もしてね。
――今回、“復活”ということで、これまでよりもパワーアップしたと感じたことはありますか?
佐藤:パワーアップというよりかは、基本的にずっと変わらないのが良さなのかなと思っています。でも実際には、当たり前ですがそれぞれ役者としての経験値が増えてるわけですよね。
若い頃の勢いで押し切るパワープレイじゃなくて、ちょっとした細かいところのニュアンスも皆がそれぞれに面白いことをやっていた。アドリブが多いと思われがちな作品なんですが、しっかりそれぞれが芝居をして、芝居をしたうえで面白い世界観を作れている実感がありました。
塚本:今回はドラマ、映画ともに素晴らしいゲストも登場しているのもパワーアップしているところだよね。ウエイター、ウエイトレス側の“3名様”の物語もある。こちらの3名様の寄り引きの映像だけでなく、ちゃんとしたカット割りがなされていて撮っている。
佐藤:店員チームの3人、最初のシリーズから登場している安藤(玉恵)さん小林(大介)さん、そして前回の映画から登場している(桃月)なしこも、もう絶対にその場にいてほしい存在。他の人じゃできない空気感を作ってくれている。
岡田:また、バックヤードの小林さんのシーンがすごかった。すごくいい芝居をしていてかっこいい。この3人だけでなく、皆が変わらずにそこに存在してくれている積み重ねてきた存在感がある。
佐藤:積み重ねてきたものが結果として大きくなっているよね。
今だから言える「実はこんなことを思っていた」ことは…? 今だから言える「実はこんなことを思っていた」
塚本:本当の本音を言わせてもらうなら、「割に合わない」。
佐藤・岡田:割りに合わない…?
塚本:俺の、ミッキーのセリフの量が半端じゃない!しかも、2日間で撮ってたんですよ。もうちょっとゆとりを持ってやりたいよ、というのはあった。
岡田:ミッキーは本当に大変だったよね。
佐藤:よくやってたよね、本当にね……ちょっと席を外しますね、お茶を飲みたい。(といって、立ち上がりどこかに行ってしまう)
塚本:自由!
岡田:今回の復活の際には、全員が思っていたことを言い合うという現場作りから入ったよね。
佐藤:(戻って来て)ごめん、席外してたからもう1回最初から聞かせてもらってもいい?
塚本:俺の本音はカットか(笑)。
佐藤:いやいや(笑)。今回の撮影も大変ではあったけれど、DVDでやっていた頃に比べたらというのはあるよね。
岡田:若い頃は皆が自分のことで精いっぱいだったけれど、今は高史の負担を感じられるようになったから大丈夫。
塚本:勢いでやれていたというのはあるよね。でも、年を取って言いたいことも言えるようにもなって、本当に楽しくできるようになってきた。
佐藤:これまでも撮影は毎回すごく楽しいんですけど、結構大変だからね。そういった意味でも全部ひっくるめて、やっぱりこの3人、このチームでないと無理。信頼関係がないとあんなスピード感で撮影なんてできない。
岡田:現場でやりやすい、楽しめる環境を作っているし、楽しんでる3人を見てもらいたいです。
――改めて、今回のドラマの見どころを教えてください。
塚本:今回のドラマを通して見て、意外と3人それぞれが体を張っているなと思った。年を重ねているのに、体を張っているし水浸しにもなっているし(笑)。
岡田:俺ね、前回の映画のときに「全然、体を使ってない。怠けてるな」って感じたのよ。だから今回はちゃんとはっちゃけようと。
佐藤:それで腰をやっちゃって。気合い入っちゃって撮影途中からぎっくり腰に。
岡田:そうそう(笑)。
塚本:割りに合ってないんだって、あんたも。1番動かなきゃいけない回で「いけるかな?」って、ガチガチにサポーター巻いて(笑)。そういう意味では体を張っていたね。
佐藤:(静かに頷いて微笑み)…確かにね。
塚本:仏か!
佐藤:DVDシリーズを撮影していた店舗はなくなってしまったので、今は新しい別の店舗で撮影させてもらっていますが、基本的には同じ位置の席に座っていて、3人はずっと変わらずにいる。現在、初期作から最新作までをFODで見られますが、やっぱり見比べると僕たちは完全におっさんになっています。そこがある種の見どころかなと思います。
3人が何歳なのかということは明言していない作品ですが、そこは想像して楽しんでいただいて。明らかに長い年月経っているけれどここに集まってる、そんな歴史みたいなものが一目瞭然で分かるので、そこを楽しんでもらえればうれしいです。
岡田:まとまったね。
撮影:今井裕二
◆佐藤隆太
スタイリスト:勝見宜人(Koa Hole inc.)
衣裳:シャツ(¥30,800)パンツ(¥31,900)/共にBRÚ NA BÓINNE
◆岡田義徳
ヘアメイク:SHUTARO(Vitamins)
スタイリスト:山田陵太
◆塚本高史
スタイリスト:上井大輔(demdem inc.)
ヘアメイク:YASU
衣裳:SOPH.
<インタビューの様子は動画でも!> <番組・映画概要> <番組・映画概要>
ドラマ『THE3名様Ω』
FODにて全話配信中!
映画『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』
8月30日(金)劇場版公開!
オフィシャルサイト:https://www.fujitv.co.jp/the3youngmen-omega/
FOD配信ページ:https://fod.fujitv.co.jp/title/00k7
公式X:https://twitter.com/the3_youngmen
公式Instagram:https://www.instagram.com/the3_youngmen/