青森県の「ボールパーク」整備構想 8月にも有識者会議

青森県は、老朽化が進む現在の県営野球場に代わり、単なる球場ではなくにぎわいや交流をつくり出す「ボールパーク」の整備を目指す考えを明らかにしました。

これは県議会一般質問で、山谷清文議員の質問に答える形で宮下知事が明らかにしました。

【宮下知事】
「新しく整備する野球場について、私は野球場としての機能はもとより、他のスポーツイベントやコンサートの場、子どもたちの遊び場、防災拠点など多様な機能を持ち、にぎわいや交流の拠点となる、ボールパークにしたいと考えています」

県によりますと、青森市安田にある県営野球場は、1967年の完成から56年以上が経過し、老朽化が進んでいます。

県は、これに代わる新たなボールパークの整備を目指し、有識者会議を設置して整備場所や収容規模などを検討する方針です。

【宮下知事】
「機能や規模、整備場所について様々な観点から幅広く検討していくこととしており、県民の皆様に愛され親しまれるボールパークを整備していきたいと考えています」

県の計画では、8月にも1回目の有識者会議を開き、検討を重ね2024年度中に報告書を取りまとめることにしています。

また、整備費用の財源については、国からの交付金に加え、民間資金など様々な財源を活用するとしています。

そして、2025年の10月を目標に整備スケジュールなどを盛り込んだ「基本計画」を策定することにしています。

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