フェラーリF1のルクレールがパリオリンピックの聖火ランナーを務める「母国の通りで聖火を運ぶ役に選ばれて光栄」

 6月18日、フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、オリンピック聖火がモンテカルロの街路を通過する短い旅に同行した。世界で最も重要なスポーツイベントのシンボルである聖火は、ギリシャのオリンピア山の採火場所から今年の夏季オリンピックが開催されるパリへ向かっていた。

 伝統に従い、4月16日にオリンピア山で太陽光から採られたオリンピックの聖火は世界中を飛び回り、残りのフランス海外領土をすべて通過した後でコルシカ島に入り、そこからフランス本土へと向かった。フランスオリンピック委員会は、モナコ公国に対する親善のしるしとして、モナコが短期間、自国領土内に聖火を掲げる唯一の外国となることに同意した。そのため、モナコの著名人数名が、最近F1マシンがレースを行った通りを聖火を持って数時間走った。

 モナコで最も有名なスポーツ選手であるルクレールは、当然ながらモナコ国内で聖火を運ぶよう招待を受けた。ルクレールは、自身のソーシャルメディアプラットフォームで、「美しいフランスへと旅を続ける前のオリンピック聖火を、母国モナコの通りで運ぶ役に選ばれたことを光栄に思う」とコメントした。

 モナコは世界で最も小さい国のひとつだが、特にアルベール2世大公が国内委員会の長に就任して以来、公国は国際オリンピック委員会の非常に積極的なメンバーとなっている。熱心なスポーツ愛好家であるアルベール2世大公は、モナコのボブスレーチームの一員として、1988年のカルガリー大会から2002年のソルトレークシティ大会まで、5回連続で冬季オリンピックに出場した。

 そのため大公が、自らが統治する国をオリンピックの聖火が通過するよう尽力してきたのも不思議ではない。この非常に小さな国に実際の競技を行う余地がないことを考えると、オリンピックのプログラムに公国を含めるにはそれが唯一の方法なのだ。

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